連載:〜ScottGu氏のブログより〜

[参照の追加]ダイアログの改善(VS 2010&.NET 4シリーズ)

Scott Guthrie 著/Chica
2009/11/11

 本記事は、Microsoftの本社副社長であり、ASP.NETやSilverlightなどの開発チームを率いるScott Guthrie氏のブログを翻訳したものです。氏の許可を得て転載しています。

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 これは、VS 2010および.NET 4リリースに向けたブログ投稿シリーズの第12弾です。本日の投稿では、小さいけど素晴らしいVS 2010での変更、“参照の追加”ダイアログのロードが速くなったことについてカバーします。

VS 2008の“参照の追加”ダイアログ

 Visual Studioの以前のリリースでは、“参照の追加”ダイアログのパフォーマンスの遅さが、多くの開発者(きっとあなたも含みます)が共通して訴える不満でした。

 VSの以前のリリースは、“参照の追加”ダイアログをデフォルトでは“.NET”タブで開いていて、そのタブがロードされると、VSはグローバル・アセンブリ・キャッシュ(GAC)を同期的にスキャンして.NETアセンブリの情報を取得します。GACのスキャンはUIスレッド上で行われるため、スキャンが完了するまでIDEがフリーズします。つまり、たとえそのタブを使用したくなかったとしても、そのオペレーションのキャンセルもできません。

 GACのスキャンは(もし多くのアセンブリをインストールしていたり、遅いハード・ディスクだったりすると)時間がかかるため、そのダイアログが応答するまでの非常に長い時間を待っていなければならないことになります。

VS 2010の“参照の追加”ダイアログ

 VS 2010のベータ2リリースでは、“参照の追加”ダイアログの動作にいくつかの歓迎できる変更を導入し、そのパフォーマンスを大幅に改善しています。

 最初の改善点は、VS 2010の“参照の追加”ダイアログがデフォルトで.NETタブの代わりに、“プロジェクト”タブから開きます。つまり、ダイアログは常に非常に速くロードされます。もしプロジェクト間の参照を設定したい場合やファイル・アセンブリを選択するためにファイルシステムを参照したい場合など、ロードを待つことなく、すぐにそれらのタブを選択できるようになりました。


図1

 2つ目の改善は、.NETおよびCOMタブが非同期でロードされるようになり、一覧が作成されている間にUIスレッドをブロックしなくなりました。つまり、もし間違ってそれらのタブをクリックしても、もはや同期的なロード待ちによるブロックはされません。VS 2010では、そのダイアログで“キャンセル”をクリックしたり、代わりにほかのタブをクリックしたりできます。


図2

 Hope this helps,

 ScottEnd of Article

   
 
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