連載:〜ScottGu氏のブログより〜

VS 2010 RCでIntelliSenseが出ない(および、その修正方法)

Scott Guthrie 著/Chica
2010/03/03

 本記事は、Microsoftの本社副社長であり、ASP.NETやSilverlightなどの開発チームを率いるScott Guthrie氏のブログを翻訳したものです。氏の許可を得て転載しています。

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 Patrick氏は、最近の投稿で、VS 2010 RCのインストールの際に見つけた変だったことについて書いているのですが、それはC#のコードでIntelliSenseが機能しなかったことです。彼は、ツール->オプションで、テキストエディタ->C#の設定をチェックし、IntelliSenseが機能しなかった理由は、彼のプロファイルでそれがオフになっていたことが原因であると気付きました。しかし、彼はなぜデフォルトで、その構成がオフになっているのかが理解できませんでした。


なぜこれが起こるのか?

 上記の事態が起こるのは以下の理由です。

1) VS 2010を最初にマシン上で起動したとき、そこにVS 2008がインストールしてあった場合、既存のVS 2008のプロファイル設定をインポートするかどうかを聞いてきます。デフォルトではこのチェックボックスがチェックされています。つまりデフォルトでは自動的に既存の設定がインポートされるのです。

2) いくつかのVS プラグイン。例えば、ReSharperは、VSでC#のコードIntelliSenseをオフにして、独自の実装と置き換えます。もしReSharperをVS 2008上にインストールしていたら、上記のようにVSのコードIntelliSenseのプロファイル設定はオフになります。VS 2010の初期起動の際に既存プロファイルをインポートすると、そのコードIntelliSense設定は無効の状態でインポートされます。もしVS 2010でReSharperをインストールしていないなら(それは別インストールです)、デフォルトではIntelliSenseがオフの状態になってしまいます。

修正方法は?

 これをVS 20101 RCで修正するのは非常に簡単です。次の2つのうちの1つを行うだけです。

1) ツール->オプションのメニュー・コマンドを使用して、テキストエディタ->C#設定を選択し、上図の2つの丸で囲んだチェックボックスをチェックしてください(Auto-list membersとParameter information)。IntelliSenseがオンになって正しく機能します。

 もしくは、

2) VS 2010 RCで動作するReSharperのバージョンをインストールしてください。そうすると、それ独自のメカニズムによりIntelliSenseが機能します。

VS 2010の最終リリースでプロファイルのインポート動作を変更します

 数名の人がこれに直面したと聞いています。この動作は非常に分かりにくく、これを防ぐために、VS 2010の最終リリースでは、プロファイルのインポート動作を変更する予定です。もしプラグインがVS 2008でIntelliSenseをオフにした場合、デフォルトではVS 2010へプロファイルをインポートする際にそれを有効化します。これによりクリーンなVS 2010のインストールができ、常にデフォルトでIntelliSenseが動作するようになります。

 Hope this helps,

 ScottEnd of Article

   
 
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