連載:VB 6ユーザーのための
これならマスターできるVB 2005超入門

第1回 VB 6の皆さん、これはもうVB 2005使うしかないでしょ

羽山 博
2006/08/16
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掘り出し物の物件がありますよ!

 住めば都とはよくいったものだが、よほどの引っ越し好きでない限り「思い立ったが吉日」とばかりにいきなり異なる環境に移り住むことはないだろう。運送の手配をしたり荷物をまとめたりするだけでも大変なのに、新しい土地での習慣や近所付き合いに慣れるのはとても大変。独身者ならまだしも、家族がいていくばくかの資産があれば、転勤などの外部的な要因がない限り自分の環境を変えようと思う人はそういないだろう。

 VB 6(Visual Basic 6.0)プログラマーもまさにそういう「局所最適」な状況(図1)にあったのではないだろうか。というか、白状すると私自身もそうだった。Visual Basic.NET 2002が登場しても、その次のバージョンであるVisual Basic.NET 2003が登場しても、新しい環境への移行どころか、学ぶことにすら二の足を踏んでいたぐらいだから。


図1 局所最適な状況
ほかに高い頂(全体最適)があっても、そこに行くためには一度谷に降りなくてはいけない。

 だが、Visual Basic 2005の登場で私の心は大きく揺れ動き始めた。新しい環境に慣れるための面倒より、新しい環境の魅力の方がはるかに大きいからだ。いま住んでいるところより、広くて間取りもよく、環境もよくて通勤にも便利なら、住み替えの手間なんていとわないのと同じだ。……と、私だけでなくVB 6の住みやすさからなかなか抜け出せないでいた多くのプログラマーも最近ではそんなふうに思い始めているのではないだろうか。

細かな違いは気にせずに

 それでもまだ腰が引けてしまう人もいるかもしれないが、その責任は私たちライターにもあるのではないかとちょっと反省している。

 というのも、「.NETとはナントカカントカ」「Frameworkがドウノコウノ」と、読者を脅かすことばかり書いていたからだ(意図としては「素晴らしいものなのだ」といいたいのだが、概念ばかり先行しても分からないよね)。実際には、いままでとほとんど同じように安心して暮らせるのだが、それをきちんと伝えてこなかったというわけだ。

 だが、もう心配することはない。国内なら引っ越し先で多少の方言はあっても同じ日本語が通じるし、福沢サンや野口サン(紙幣のことね)も使えるし、電気だってガスだって水道だって使えるはずだ。違っていることより、同じことの方が多いのだ。

 Visual Basic 2005も同じ。しかも、いきなりすべての環境を移行する必要もない。幸い、無料で利用できるVisual Basic 2005 Express Editionがマイクロソフトのサイトからダウンロードできるようになっている。学ぶならいまがいちばんいい(そして「乗り遅れない」ためにはこれが最後の)チャンスなのだ。

 

 INDEX
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  第1回 VB 6の皆さん、これはもうVB 2005使うしかないでしょ
  1.掘り出し物の物件がありますよ!
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    3.サンプル・プログラム1 − 日付を表示する(2)
    4.結び − だけど、どうしても違いが気になる
 
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