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日本のIT業界に巣くう大問題
人月での見積もりがエンジニアをダメにする(後編)

馬場史郎(グローバル ナレッジ ネットワーク)
2002/8/9

 何げなく聞く“マンパワー”という言葉の裏に、ITベンダをむしばむ“人月問題”が横たわる。日本のIT業界に深く根を張ったこの問題が、エンジニアをダメにすると筆者はいう。人月問題とは何か、そしてそれを改善する方法とは?

  コンサルタント会社には人月提示がない

 人月提示と同じように、ユーザーが要求するものがある。それが「体制図」だ。望むシステムができればよいはずだが、ユーザーがこの体制図をベンダに要求するのはなぜだろうか? 実は、これも提案システムの開発可能性を判断する目安となっているためだ。これもベンダが自信を持って自分たちのやり方をユーザーに説明すれば、納得してもらえるはずだ。要はこの人月の提示も体制図の提示も、極論をいえば「ベンダの力のなさ故の逃げか、これまでの商習慣」でしかない、と筆者は思っている。

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