第3回 EJBの正しい用い方
――JavaBeansとEJB、どちらを使えばよいのか――

樋口研究室
2001/9/4

 このコーナーでは現在、eビジネス・アプリケーションを支えているサーバ・サイドJava技術に焦点を当て、その仕組みを使ったさまざまなプログラムやソフトウェアの背景やデザイン考慮点を、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

 eビジネス・アプリケーションやJavaの世界では、常に新しい複雑な技術が生み出されてきています。これを理解するには、基本となるサーバ・サイドJavaの考え方や、この手法を編み出した先人のスペシャリストたちの知恵を学ぶのが一番応用が利き、今後のeビジネス・アプリケーションを取り巻くコンピュータの世界の変化に強くなるための一歩です。

 ただ作るだけでなく永く安定して稼働するeビジネス・アプリケーションを実現するために、ぜひこのコーナーの内容を吟味し、楽しみ、そして時間を見つけて試してみて、あなたの仕事に応用してみてください。

樋口研究室とは?
トレンドの追っかけから、技術検証まで、コンピュータに関するあらゆる分野でただ知的好奇心を満たすためだけに研究に没頭する技術集団。メンバーが運営するホームページ(以下のURL)もある。
http://www.ibm.com/jp/software/websphere/developer/tips/kouza/index.html


今回の内容の目的

 一度記述された業務ロジックを、JavaBeansでもEJBでも変更することなくそのまま使うことができれば、サーバサイドJavaプログラムに関する開発作業は、より簡単になるでしょう。しかし前回までの解説でお話ししたように、JavaBeansとEJBは、ローカル環境とリモート環境という異なる場所で動きます。Javaはオープンな世界ですから、環境が異なればコンピュータも違いますし、オペレーティング・システムも違います。

 そんなところで、まったく同じ業務ロジックを変更せずに動かすためにはどのようにすればいいのでしょうか。今回は、世の中に数多く存在するいろいろなメーカーやベンダのアプリケーションサーバ(以下APサーバ)環境で、皆さんが一度作った業務ロジックにまったく手を加えることなく稼働させるためのいろいろな考慮点やデザイン手法を考えてみたいと思います。そうすればいまから皆さんが作るサーバサイドJavaの業務ロジックを、JavaBeansで作成すればいいのか、あるいはEJBで作成すればいいのかが見えてくるのではないかと思います。

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 INDEX

第3回 EJBの正しい用い方
今回の内容の目的  
  JavaBeansとEJBのメリットとデメリットを知る
EJBがJavaBeansのデメリットを改善する
EJBは業務処理をサービスする窓口でもある
  EJBを流通するという考え方
業務処理は必ず失敗なく実行されないといけない
  どこでも使えるBeanにするための考慮点を知る
  JavaBeansにするのか、EJBにするのか
では実際にどうするのか?
  

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