第5回 クライアント・サーバとの根本的な違いを理解する

樋口研究室
2002/6/14

 このコーナーでは現在、eビジネス・アプリケーションを支えているサーバ・サイドJava技術に焦点を当て、その仕組みを使ったさまざまなプログラムやソフトウェアの背景やデザイン考慮点を、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

 eビジネス・アプリケーションやJavaの世界では、常に新しい複雑な技術が生み出されてきています。これを理解するには、基本となるサーバ・サイドJavaの考え方や、この手法を編み出した先人のスペシャリストたちの知恵を学ぶのが一番応用が利き、今後のeビジネス・アプリケーションを取り巻くコンピュータの世界の変化に強くなるための一歩です。

 ただ作るだけでなく永く安定して稼働するeビジネス・アプリケーションを実現するために、ぜひこのコーナーの内容を吟味し、楽しみ、そして時間を見つけて試してみて、あなたの仕事に応用してみてください。

樋口研究室とは?
トレンドの追っかけから、技術検証まで、コンピュータに関するあらゆる分野でただ知的好奇心を満たすためだけに研究に没頭する技術集団。メンバーが運営するホームページ(以下のURL)もある。
http://www.ibm.com/jp/software/websphere/developer/tips/kouza/index.html


今回の内容の目的

 知識や技術はそれを知っているだけではいけません。それをうまく活用する技術を身に付けることが、スマートなサーバ・サイドJavaの仕組みを実現させるのに重要です。第4回に説明したサーブレットを題材にしながら、順を追ってその理由を考えていきたいと思います。

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 INDEX

第5回 クライアント・サーバとの根本的な違いを理解する
今回の内容の目的  
  システム構築者の土壌によって改善ポイントが変わる
クライアント・サーバ技術者がeビジネス・システムを見て、その違いを感じる時
eビジネスアプリは分散から集中に変化したシステム形態
  eビジネスアプリの処理は、1対1の処理ではない
サーバサイド側のプログラムはつねに1本
Webアプリケーション・サーバの動きが、プログラミングに影響してくる
  まず最初のサーブレット改善点は?
もっと頭のいい解決策はあるの?
  インフラと業務ロジックを分けてしまう発想

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