Linux Tips

テキストファイルの中身を表示するには

北浦訓行
2001/4/26

 テキストファイルの中身を表示するには、テキストエディタでファイルを開いてもいいのだが、プログラムが重くて開くのに時間がかかったり、誤ってファイルを変更してしまう可能性がある。それよりは、morelessのようなページャを使うのが便利だ。

 moreは、以下のように実行する。

$ more a.txt

 また、パイプを通して出力結果を受け取ることもできる。

$ ls | more

 1画面に入りきらないような大きなファイルをmoreで表示したときは、画面の区切り部分で「--続ける--(40%)」などと表示されて一時停止する。この状態のときは、コマンドを指定することができる。

 moreで使用できる主なコマンドは以下のとおりだ。

  Space 次の1画面を表示する
  Enter 次の1行を表示する
  /文字列 指定した文字列を検索する
  n 次の検索候補にジャンプする
  b 前の1画面に戻る
  q moreを終了する
  h ヘルプを表示する

 lessは、moreよりもさらに高機能だ。上記のコマンドに加えて、

  j 次の1行を表示する
  前の1行を表示する
  f 次の1画面を表示する
  b 前の1画面を表示する

などの機能がある。また、gzipやcompressで圧縮されたファイルの一覧を展開せずに表示することもできる。

$ less d.txt.gz

 manによるヘルプの表示にもlessコマンドが使われている。通常は、moreよりもlessを使った方が便利だ。

 また、viewというコマンドもある。viewコマンドは、実はviへのリンクで、viewコマンドによってファイルを開くと、viがreadonlyモードで起動する。

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