Linux Tips

telnet接続でディストリビューション名を非表示にするには

北浦訓行
2001/5/17

 Turbolinuxでは、telnet接続時に、

login:

と、loginプロンプトが表示されるだけだ。これは、ディストリビューション名やそのバージョン番号、カーネルのバージョンを隠すことによって、外部から接続してきた侵入者などに余計な情報を与えないことを目的としている。通常はこれで何の不便もないし、セキュリティのためにはこの設定の方がいいのだが、趣味のユーザーの場合、ディストリビューション名などを表示した方が、何かと便利なことも多い。

 telnet接続時にディストリビューション名などを表示するか非表示にするかは、telnetのサーバ(telnetd)で設定できる。telnetdは、/etc/inetd.confに起動の設定がある。telnetdに-hオプションを付けると、これらの情報が表示されなくなる。逆に、表示する場合は、-hオプションを削除すればいい。

/etc/inetd.conf
省略
telnet  stream  tcp     nowait  root    /usr/sbin/tcpd  in.telnetd -h
省略

 /etc/inetd.confの編集が終了したら、inetdを再起動する。再起動の方法は、

# killall -HUP inetd

もしくは、

# /etc/rc.d/init.d/inet restart

が簡単だ。

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