Linux Tips

テキストファイルの行末に^Mが表示される

北浦訓行
2001/9/6

 Windowsで作成したファイルの改行コードはCR+LFだ。これに対して、Linuxの改行コードはLFだけなので、ファイルの転送方法によってはWindowsで作成したテキストファイルをviで開くと、すべての行末に「^M」が表示される場合がある。

 1つずつ検索して削除することも可能だが、数が多いと面倒だ。エディタで一括置換するのが簡単でいい。viで一括置換するには、[:]キーを押してコマンドモードに入り、一括置換のコマンド

%s/検索文字列/置換文字列/g

を実行する。

 ここでは、^Mを削除(^Mを何もない状態に一括置換)するので、以下のように入力する。

:%s/^M//g

 ^Mを入力するには、[Ctrl]+[V]キーを押してから、[Ctrl]+[M]キーを押す。^Mは制御コードなので、[^]キーと[M]キーで「^M」と入力しても^Mとは認識されないので注意が必要だ。ちなみに、この方法はviではテキストの挿入モードで制御コードを入力するときにも使用できる。

 ここではviを使って一括置換する方法を紹介したが、trコマンドを使っても一括置換が可能だ。trコマンドの使い方は文字を置換するにはを参照。

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