Linux Tips

GRUBのデフォルトOSやOS選択待ち時間を変更するには

北浦訓行
2002/6/13

 Red Hat Linux 7.3やTurbolinux 8 Workstationでは、デフォルトのOSローダとしてGRUBが採用されている。LILOは、設定を変更したりカーネルを再構築するたびにLILOを再インストールしなければならないが、GRUBならそのような作業は必要ない。

 GRUBの設定は、grub.confまたはmenu.lstというファイルで行う。Red Hat Linux 7.3は/etc/grub.conf(/boot/grub/grub.confへのシンボリックリンク)、Turbolinux 8は/boot/grub/grub.confで行う。

 筆者のgrub.confは以下のようになっている(最初のパーティションにWindows XPを、次のパーティションにRed Hat Linuxをインストール)。

default=0 ←titleで定義されている最初のOSがデフォルト
timeout=10 ←10秒間OS選択画面で停止
splashimage=(hd0,1)/grub/splash.xpm.gz ←GRUBの背景画像
title Red Hat Linux (2.4.18-3) ←メニューに表示するOS名
        root (hd0,1) ←GRUBが存在するパーティション(1台目のHDDの2番目のパーティション)
        kernel /vmlinuz-2.4.18-3 ro root=/dev/hda3 hdc=ide-scsi ←起動するカーネルと引数を指定
        initrd /initrd-2.4.18-3.img ←SCSIデバイス用の設定

title= Windows XP ←メニューの2番目に表示するOS名
        root= (hd0,0)
        makeactive ←ルートパーティションをアクティブにする
        chainloader= +1 ←最初の1セクタを読み込んで実行する

 従って、デフォルトOSを変更する場合は「default=」に続く数字を変更すればいい。2番目のOSをデフォルトにするなら、「default=1」となる。OS選択画面での待ち時間は「timeout=」で指定する。単位は秒だ。

 LILOでデフォルトOSを変更したいときは、LILOで起動するデフォルトOSを変更するにはを参照。

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