Linux Tips

OpenOffice.orgを使うには

北浦訓行
2002/7/11

 OpenOffice.orgは、Sun Microsystemsが開発したStarSuiteを基にオープンソースで開発されているオフィススイートで、Writer(ワープロ)、Calc(表計算)、Impress(プレゼンテーション)、Draw(図形描画)、Math Editor(数式作成)の各プログラムで構成されている。日本語化されており、Microsoft Officeのデータとも高い互換性を持っているため注目されている。現在、OpenOffice.orgは1.0がリリースされており、OpenOffice.orgのWebサイト(http://www.openoffice.org/)から、Linux版、Windows版、Solaris版をダウンロードできる。

 2002年7月時点でのLinux版のバージョンは1.0で、ダウンロードしたファイルはOOo_1.0.0_LinuxIntel_install_ja.tar.gzだ。

 MozillaなどのWebブラウザでファイルを作業用ディレクトリにダウンロードして、tarコマンドで展開する(ダウンロードや展開の作業をXで行う必要はないが、インストールはXで行う)。ここでは、/tmpにダウンロードして展開する。

$ cd /tmp
$ tar zxf OOo_1.0.0_LinuxIntel_install_ja.tar.gz

 すると、/tmp/installというディレクトリが作成される。セットアッププログラムは、setupというコマンドだ。

 ところで、OpenOffice.orgのインストールには2つの方法がある。1つは、通常のインストールだ。普通にユーザーでログインして、setupコマンドを実行する。この方法でインストールすると、そのユーザーしかOpenOffice.orgを使うことはできない。

 もう1つは、ネットワークインストールだ。ネットワークインストールでは、OpenOffice.org本体は共有のディレクトリ(/usr/local/OpenOffice.org1.0)にインストールされ、各ユーザーのホームディレクトリに設定ファイル(~/.OpenOffice.org1.0)が保存される。ここでは、ネットワークインストールを使って手順を説明する。

 ネットワークインストールを行うときは、ターミナルエミュレータから-netオプションを付けてsetupコマンドを実行する。

# /tmp/install/setup -net

 すると、Windows用のプログラムをインストールするときと同じようなウィンドウが表示される。

OpenOffice.org 1.0のインストール画面

 [次へ >>]ボタンをクリックして、画面を進める。ソフトウェア認可協定の画面では、[同意する]ボタンをクリックする。[インストールの種類を選択]画面では、[標準インストール][ユーザー操作のインストール][最小インストール]からオプションを選択できる。ここもデフォルトの[標準インストール]を選択すればいいだろう。なお、標準インストールでは、ディスクの空き容量が約211Mbyte必要となる。

[インストールの種類を選択]画面

 次に、[インストールディレクトリの選択]画面が表示される。デフォルトでは、/usr/local/OpenOffice.org1.0となっている。これもそのまま[次へ >>]ボタンをクリックする。

 以上でインストールのオプション設定は終了だ。[コピー開始]画面で[インストールする]ボタンをクリックすると、ファイルのコピーが始まる。

 コピーにはしばらく時間がかかる。終了したら[完了]ボタンをクリックする。以上で、OpenOffice.org本体のインストールは終了だ。

 続いて、ユーザーの設定を行う。一般ユーザーでログインして、X Window Systemのターミナルエミュレータから/usr/local/OpenOffice.org1.0/にあるsetupコマンドを実行する。

$ cd /usr/local/OpenOffice.org1.0
$ ./setup

 すると、最初のインストールと同様にGUIのインストール画面が表示されるので、[次へ >>]ボタンをクリックする。続いて、契約の画面となるので、次の画面へ進む。

 [ユーザーデータの入力]画面では、ユーザーの会社名や名前、住所などの個人情報を入力する。この項目は入力してもいいし、しなくてもインストールは継続できる(入力しなかった場合は、OpenOffice.orgの各プログラムにある[ツール]−[オプション]で入力可能)。

 次に、[インストールの種類を選択]画面が表示される。ここでは、[ワークステーションインストール]を選択して、[次へ >>]ボタンをクリックする。

[インストールの種類を選択]画面

 次に表示されるのは、[インストールディレクトリの選択]画面だ。デフォルトは、ユーザーのホームディレクトリ直下のOpenOffice.org1.0だ(~/.OpenOffice.org1.0)。そのまま進めばいいだろう。

 [コピー開始]画面で[インストールする]ボタンをクリックすると、[Javaセットアップ]画面が表示される。Javaの実行環境がインストールしてあれば、それが画面に表示される。Javaの実行環境がない場合は、インストールしてから[手動で検索]ボタンをクリックしてもいいし、[JavaおよびJavaScriptの支援なし]をオンにして[OK]ボタンをクリックしてもいい。OpenOffice.orgは、Javaアプレットを文書中に埋め込む機能などをサポートしているので、[Javaセットアップ]画面が表示されるのだ。これらの機能を使わないのであれば、Javaのインストールは必要ない。

 [インストールの終了]画面で[完了]ボタンをクリックすると、インストールは終了だ。GNOMEの場合、OpenOffice.orgのメニューはGNOMEメニューの[お気に入り]に作成される。KDEの場合は、メインのメニューに[OpenOffice.org]が追加される。

GNOMEメニューの[お気に入り]に作成されたOpenOffice.org 1.0のメニュー

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