Linux Tips

rootあてに来るシステムチェックのメールを止めるには

北浦訓行
2002/8/8

 Red Hat Linux 7.xやTurbolinux 8などでは、rootあてにシステムチェックのメールが届く。例えば、Red Hat LinuxではTripwire()やLogwatchのメールが来る。Logwatchは、システムログに記録された内容のトピックをカテゴリ別にメールで知らせてくれる。Turbolinuxの場合は、logcheckというプログラムが、システムログの内容を1時間置きにメールする。

注:Tripwireの設定に関しては、本フォーラムの連載 ゼロから始めるLinuxセキュリティの第8回で詳しく解説されている。

 いずれも、不正侵入などを防ぐ手段として有効だが、別の手段を講じている場合などは定期的に来るメールが煩わしいこともあるだろう。これらのメールは、cronで定期的に送信されるようになっている。配信を中止するには、その定義ファイルから実行権を外すか、ファイル自体を削除すればいい。

 Red Hat Linuxの場合、システムチェックのメールを送信しているのは/etc/cron.daily/00-logwatch(/etc/log.d/scripts/logwatch.plのリンク)および/etc/cron.daily/tripwire-checkという2つのファイルだ。これらの実行権を外せばいい。

# chmod -x /etc/cron.daily/00-logwatch
# chmod -x /etc/cron.daily/tripwire-check

 Turbolinuxの場合、システムチェックのメールを送信しているのは/etc/cron.hourly/logcheckというファイルだ。

# chmod -x /etc/cron.hourly/logcheck

 以上で、システムチェックのメールは来なくなるはずだ。

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