Linux Tips

MTU値を確認・変更するには

北浦訓行
2003/3/13

 MTU(Maximum Transmission Unit)値とは、1回の転送で送信可能なIPパケットの最大データサイズのことだ。ADSLをはじめとするブロードバンド接続では、MTUを適切な値に設定しないと効率的な転送ができないため、通信速度が低下してしまう。

 LinuxでMTUが何bytesに設定されているかを確認したり変更するには、ifconfigコマンドを使用する。オプションなしでifconfigコマンドを実行すると、ネットワークインターフェイスの設定が表示される。

# ifconfig
eth0    Link encap:Ethernet  HWaddr xx:xx:xx:xx:xx:xx
        inet addr:192.168.0.1  Bcast:192.168.0.255  Mask:255.255.255.0
        UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1 ←MTUは1500bytes
(省略)

 上記のとおり、LinuxではMTUのデフォルト値は1500bytesに設定されている。Ethernetで最も理想的といわれている数値であり、ADSLに接続している場合は変更する必要がある。ADSLなどのMTU値は、キャリアやプロバイダによって異なるので一概にいえないが、フレッツ・ADSLの場合は「1454」が最適値とされている。eth0のMTUを1454に変更するには、以下のオプションを付けてifconfigコマンドを実行する。

# ifconfig eth0 mtu 1454
# ifconfig
eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr xx:xx:xx:xx:xx:xx
          inet addr:192.168.0.1  Bcast:192.168.0.255  Mask:255.255.255.0
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1455  Metric:1
(省略)

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