Linux Tips

yumコマンドをGUI化するには

北浦訓行
2004/10/7

 Fedora Coreのyumはコマンドラインで操作するが、これをGUI化する「Cobind Software Manager」(YUMGUI)というソフトウェアがある。Cobind, Inc.が公開しているもので、CobindのWebサイト(http://cobind.com/yumgui.html)からダウンロードできる。原稿執筆時点での最新版は、バージョン2.0.7だ。

 ここでは、Fedora Core 2用のRPMパッケージをインストールしてみる。yumi-2.0.7-fc2.noarch.rpmをダウンロードしたら、rpmコマンドを実行する。

# rpm -ihv yumi-2.0.7-fc2.noarch.rpm

 Cobind Software Managerを起動するには、X Window Systemのターミナルエミュレータでyumiコマンドを実行する。

# yumi

 Cobind Software Managerが起動すると、まずyumのキャッシュ更新が行われる。更新が終了すると、Cobind Software Managerのウィンドウが表示される。

Cobind Software Managerの画面

 画面上には、[Install][Remove][Update]というタブがある。[Install]タブは、インストール可能なパッケージの一覧。[Remove]タブは削除できる(インストール済み)パッケージの一覧。[Update]タブはアップデート対象のパッケージ一覧である。それぞれのタブに表示されている数字は、対象となるパッケージ数だ。

 例として、パッケージをアップデートしてみる。[Update]タブをクリックしてアップデート対象のパッケージ一覧を表示させ、チェックボックスをオンにする。

[Update]タブでアップデートするパッケージを選択

 パッケージ一覧の下にある[Update]ボタンをクリックすると、[Proceed]ダイアログボックスが表示される。アップデートしてよければ[Continue]ボタンをクリックする。

 なお、Cobind Software Managerから派生した「gyum」というソフトウェアもある(見たところ、パッケージ名と最初に表示されるウィンドウのデザインが変わっただけ)。そちらを使いたいときは、gyumのWebページ(http://fedoranews.org/tchung/gyum/)からダウンロードして、

# rpm -ihv gyum-1.0-1.fc2.noarch.rpm

のようにインストールする。実行はgyumコマンドだ。

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