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Samba 3.0のごみ箱をユーザーごとに分けるには

北浦訓行
2005/5/19

 Samba 3.0でごみ箱を使うにはで、ごみ箱機能を利用する方法を説明した。しかし、複数ユーザーで共有ディレクトリを利用していると、削除した(ごみ箱に移動した)ファイルのパーミッションが700となるため、recycle:keeptreeオプションが期待どおりに動作しないなどの問題点が生じる。

 共有ディレクトリでごみ箱機能を使う際は、/etc/samba/smb.confに、

    recycle:repository = .recycle/%u

というオプションを設定する。

 このオプションにより、.recycleディレクトリ下にユーザーごとのディレクトリが作成され、削除したファイルはそこに移動されるようになる。これにより、recycle:keeptreeオプションも期待どおりに動作するし、ほかのユーザーに削除したファイルの存在を知られる可能性もなくなる。

 /etc/samba/smb.confを修正したら、Sambaを再起動する(ディストリビューションによってコマンドは異なる)。

# service smb restart

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