Linux Tips

タブ切り替えのターミナルエミュレータPoderosa

北浦訓行
2005/6/23

 ssh2が使えるターミナルエミュレータとしては、派生版のTera Term ProPuTTYなどがある。複数のウィンドウを開くのが好みであれば問題ないが、タブインターフェイスを利用して単独ウィンドウで使いたいという人もいるだろう。Windows用ターミナルエミュレータPoderosa(ポデローサ)は、オープンソースのタブ切り替え方式のターミナルエミュレータだ。

[新規接続]ダイアログボックス

 Poderosaはhttp://ja.poderosa.org/からダウンロードできる。なお、Poderosaの実行には.NET Framework 1.1が必要なので、あらかじめインストールしておく必要がある。システムに.NET Framework 1.1がインストールされているかどうかは、Windows Updateを実行してみると分かる。

 上記サイトからPoderosa(poderosa300.exe)をダウンロードして実行すると、一般的なインストールウィザードが起動する。画面の内容を確認しながらインストールを行う。

 初めてPoderosaを起動すると、[ようこそPoderasaへ]という画面が表示される。そのまま[OK]ボタンをクリックすると[新規接続]ダイアログボックスが表示される。ssh2で接続する場合は、[ホスト]を入力して[プロトコル]ボックスで[SSH2]を選択する。そして、[ユーザ名]と[パスワード]のボックスにユーザーIDとパスワードを入力して[OK]ボタンをクリックする(必要であればほかの項目も変更する)。

 「SSHサーバの公開鍵はssh_known_hostsに登録されていません。登録して続行しますか?」というダイアログボックスが表示される。[はい]ボタンをクリックすると、[新規接続]ダイアログボックスに入力した内容を保存したうえで、指定したホストに接続される。

ホストに接続したPoderosaの画面

 新しいセッションを開くには、ツールバーの[新規Telnet/SSH接続]ボタンをクリックする。先ほどと同様に[新規接続]ダイアログボックスが表示されるので、必要な項目を入力して[OK]ボタンをクリックする。

 新しいセッションを開いた場合でも、タブをクリックすることで接続先を切り替えられる。以前に接続したことのあるホストの設定は自動的に保存されるので、[新規接続]ダイアログボックスで[ホスト名]を選択するだけでよい。

3つのセッションを開いた状態のPoderosa

Linux Tips Index



 Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス
インストール/RPM ブート/ブートローダ
ファイル操作 環境設定
ユーザー管理 コンソール/ターミナル
X Window System セキュリティ
トラブルシューティング 他OS関係
ネットワーク ハードウェア
Webサーバ Samba
GNOME KDE
OpenOffice.org エミュレータ
ソフトウェア そのほか/FAQ
全Tips公開順インデックス Linux Tips月間ランキング
Linux Squareフォーラム全記事インデックス

MONOist組み込み開発フォーラムの中から、Linux関連記事を紹介します


Linux & OSS フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

注目のテーマ

Linux & OSS 記事ランキング

本日 月間