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ファイルシステムのベンチマークを測定するには

北浦訓行
2006/7/20

 IOzone(http://www.iozone.org/)は、ディスクの入出力に関するさまざまなテストを行うことができるソフトウェアだ。

 IOzoneのソースファイルやバイナリは、IOzoneのWebサイトからダウンロードできる。tarボールのほかに、PRM(i386、ia64)やSRPM、Windows用のZIPファイルが用意されているが、Fedora Core 5の場合はFedora Extrasにパッケージが用意されているので、yumコマンドでインストールできる。

# yum install iozone

 インストールが完了したら、テストを実行する。

$ iozone -i 0 -i 1 -Rab test01.xls

 ここで指定したオプションの意味は、以下のとおり。オプションの詳細は、IOzoneのWebサイトにあるドキュメントを参照していただきたい。

 
オプション 意味
-a 自動テストモード
-b 出力ファイルの名前を指定
-i 数字 テストの内容を指定
0
write/rewrite
1
read/re-read
2
random-read/write
3
Read-backwards
4
Re-write-record
5
stride-read
6
fwrite/re-fwrite
7
fread/Re-fread
8
random mix
9
pwrite/Re-pwrite
10
pread/Re-pread
11
pwritev/Re-pwritev
12
preadv/Repreadv
-R Excelのファイルを出力

 指定したオプションによるが、テストにはそれなりの時間が必要だ。テスト中は、ターミナル上に検索結果が表示される。テストが完了すると、プロンプトが現れる。

 -Rオプションで出力したExcelファイルは、OpenOffice.orgでも読み込むことができる。

OpenOffice.orgで表示したベンチマークの結果

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