Linux Tips

デジカメ画像(JPEG)のExif情報を活用するには

北浦訓行
2006/11/16

 デジタルカメラで撮影した画像には、Exif(注)という情報が付加されている。「jhead」というツールを利用すれば、Exif情報の表示や画像を操作することが可能だ。

注:富士フイルムが提唱したデジタルカメラ用の画像ファイル規格。カメラの機種、撮影日時などの付加情報をTIFFやJPEGなどの画像ファイルに記録できる。JEIDA(日本電子工業振興協会)により標準化(http://it.jeita.or.jp/document/publica/standard/exif/japanese/jeida49ja.htm)されており、各社のデジタルカメラにも採用されている。

 jheadは、http://www.sentex.net/~mwandel/jhead/でtarボールやRPMファイル(Red Hat Linux 9用)が公開されている。ちなみに、原稿執筆時点での最新版はバージョン2.6だ。また、Fedora Core 5や6の場合、パッケージがFedora Extrasにあるのでyumコマンドでインストール可能だ。

# yum install jhead

 デジタルカメラで撮影した画像ファイル(JPEG)を指定して、以下のjheadコマンドを実行するとExif情報が表示される。ちなみに、jheadの対応ファイル形式はJPEGのみである。

$ jhead P1000054.JPG
File name    : P1000054.JPG
File size    : 2864907 bytes
File date    : 2006:03:16 11:15:26
Camera make  : Panasonic
Camera model : DMC-FX01
Date/Time    : 2006:03:16 11:15:26
Resolution   : 2816 x 2112
Flash used   : No (auto)
Focal length :  4.6mm  (35mm equivalent: 28mm)
Exposure time: 0.020 s  (1/50)
Aperture     : f/2.8
ISO equiv.   : 80
Whitebalance : Auto
Metering Mode: matrix
Exposure     : program (auto)

 -vオプションを付けることで、より詳細なExif情報を表示できる。

$ jhead -v P1000054.JPG
Exif header 27550 bytes long
Exif section in Intel order
(dir has 10 entries)
    Make = "Panasonic"
    Model = "DMC-FX01"
    Orientation = 1
    XResolution = 72/1
    YResolution = 72/1
    ResolutionUnit = 2
    DateTime = "2006:03:16 11:15:26"
    YCbCrPositioning = 2
    ExifOffset = 398
    Exif Dir:(dir has 34 entries)
        ExposureTime = 10/500
(省略)
File name    : P1000054.JPG
File size    : 2864907 bytes
File date    : 2006:03:16 11:15:26
Camera make  : Panasonic
Camera model : DMC-FX01
Date/Time    : 2006:03:16 11:15:26
Resolution   : 2816 x 2112
Flash used   : No (auto)
Focal length :  4.6mm  (35mm equivalent: 28mm)
Exposure time: 0.020 s  (1/50)
Aperture     : f/2.8
ISO equiv.   : 80
Whitebalance : Auto
Metering Mode: matrix
Exposure     : program (auto)

 上記以外にも、jheadにはいくつか有益なオプションが存在する。例えば、カメラを縦にして撮影した画像をNautilusなどで表示すると横向きで表示される。

通常は、縦撮りした画像も横向きで表示される

 jheadで-autorotオプションを指定すれば、縦撮りした画像をそのまま縦向きで表示できる。これは、Exifの「Orientation」というタグに記録された情報を基に処理しているからだ。

$ jhead -autorot *.JPG

カメラを縦にして撮影した画像が縦に表示された

 また、-stオプションを指定すれば、サムネイルの作成も簡単に行える。ここでは、サムネイル用のディレクトリthumbnailsを作成して、そこに元画像と同じファイル名でサムネイルを生成する(&iを指定すると元画像と同じファイル名でサムネイルを作成する)。

$ mkdir thumbnails ←サムネイル用のディレクトリを作成
$ jhead -st "thumbnails/&i" *.JPG ←カレントディレクトリにある全画像のサムネイルを作成

 jheadには、紹介し切れないほど多くのオプションがある。詳細については、manページを参照のこと。

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