中古格安SunサーバでFirebirdに挑戦!
 エラーメッセージとの戦いの果てに……


Firebird日本ユーザー会
アナハイムテクノロジー株式会社
はやし つとむ
2008/12/26


いざ、インストール

 本来であれば、ここでSolarisのパッケージを作成してインストールするようになっているべきなのですが、どうもそこまで手が回ってないようです。仕方がないので、以下のコマンドを実行して、パッケージを作成します。

 makeに付けている-Bオプションは、manにも載ってないみたいなんですが、以前のバージョンとの互換性をオフにするスイッチです。

$ cd gen
$ make -B -f Makefile.install
$ cd install
$ ls *.pkg
FirebirdCS-2.0.4.13130--Solaris-sparc.pkg

 では、rootになってから、作成したパッケージをインストールします。

# pkgadd -d install/FirebirdCS-2.0.4.13130--Solaris-sparc.pkg

The following packages are available:
1 Firebird2 Firebird2 Relational Database Server CS
(sparc) 2.0.4

Select package(s) you wish to process (or 'all' to process
all packages). (default: all) [?,??,q]: ←リターン

……ずらずら……

次のファイルは setuid、setgid、またはその両方のアクセス権でインストールされます。

/usr/local/firebird204cs/bin/nbackup <setuid root setgid root>
/usr/local/firebird204cs/bin/qli <setuid root setgid root>

これらのファイルを setuid または setgid ファイルとしてインストールしますか
[y,n,?,q] ←y リターン

このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーのアクセス権で実行するスクリプトが含まれています。

<Firebird2> のインストールを継続しますか [y,n,?] ←y リターン

……ずらずら……

<Firebird2> のインストールに成功しました。

 上記のメッセージが表示されたら、Firebirdのインストールは完了です。Solarisでは、SMF(Service Management Facility)というサービスの管理機構があり、Firebirdもサービスとして登録されています。確認するためには、以下のようにします。

# svcs | grep gds
online        19:43:09 svc:/network/gds_db/tcp:default

 単にsvcsコマンドを実行すると、登録されているサービスがすべて表示されます。念のために、パッケージとして登録されていることも確認しておきましょう。やり方は、最初の方で書いたとおりです。

# pkginfo | grep Firebird2
application Firebird2             Firebird2 Relational Database Server CS

 登録したパッケージを削除したい場合には、pkgrmコマンドを使います。

# pkgrm Firebird2

この後、2回ほど続けるかどうか尋ねられるので、「y リターン」とする。

……ずらずら……

<Firebird2> の削除に成功しました。

写真1
写真1 苦節×時間、とうとうFirebirdが動きました

 さて、最後に動作確認をしてみましょう。コマンドラインツールのisqlを使います。もちろんパッケージを削除してしまった場合は、再度インストールしてください。

$ /home/firebird204cs/bin/isql -u sysdba -p masterkey
Use CONNECT or CREATE DATABASE to specify a database
SQL> create database 'localhost:/tmp/test.fdb';
SQL> show database;
Database: localhost:/tmp/test.fdb
Owner: SYSDBA
PAGE_SIZE 4096
Number of DB pages allocated = 155
Sweep interval = 20000
Forced Writes are OFF
Transaction - oldest = 1
Transaction - oldest active = 2
Transaction - oldest snapshot = 2
Transaction - Next = 5
ODS = 11.0
Default Character set: NONE

SPARCサーバで脱! 非モテ!

 以上、Solaris 10@SPARCでのFirebirdのビルド手順についてまとめてみました。Firebirdは以前からSolarisをサポートしてきていましたが、それでもLinuxのように何も考えずにビルドできるところまでは到達していませんでした。

 もっともそこはオープンソースですから、今回修正が必要だった個所は、私の方からFirebirdプロジェクトに提案して、すでに次のマイナーリリース向けに取り込まれています。

 それでは、ぜひ皆さんも中古格安Sunサーバを購入して、SPARCライフをエンジョイしてみてください。お気に入りのオープンソースプロダクトをSPARCサーバで動かして自慢したら、きっとモテモテですよ(笑)。

前のページ
3/3

Index
中古格安SunサーバでFirbirdに挑戦!
 エラーメッセージとの戦いの果てに……
  Page 1
 GNUビルド環境の整備
 Firebirdのビルド
  Page 2
 続々出現、エラーメッセージとの戦い
Page 3
 いざ、インストール
 SPARCサーバで脱! 非モテ!

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