
ゼロ円でできるXサーバ
WindowsでLinuxをリモート操作(前編)
中澤 勇
@IT編集局
2001/4/10
VNCの入手とインストール
では、VNCを使ったリモートコントロール環境の構築方法を紹介しよう。
■VNCのダウンロード
まず、LinuxおよびWindows用のVNCを入手しなければならない。ダウンロードは、下記のURLから行う。
http://www.uk.research.att.com/vnc/download.html
ここで、用意されているフォームに名前、メールアドレス、社名などを入力し、Binary packagesの
- Linux 2.x for x86
- Windows 9x/2000/NT(Intel Win32)
にチェックを入れて[Proceed to download]を押す。これで、2001年3月31日現在では
- vnc-3.3.3r2_x86_linux_2.0.tgz
- vnc-3.3.3r9_x86_win32.zip
の2ファイルがダウンロードできる。
Linux用のVNCは、バイナリだけではなくソースも提供されているが、あえてソースからコンパイルすべき理由はないのでバイナリだけで十分だろう。
■Linuxへのインストール
まずLinuxにVNCサーバをインストールしよう。ダウンロードしたvnc-3.3.3r2_x86_linux_2.0.tgzを以下の手順のように適当なディレクトリ(ホームディレクトリなど)で展開し、/usr/local/binにコピーする。/usr/local/binはrootでなければ操作できないので、途中でsuする。
$ tar zxvf vnc-3.3.3r2_x86_linux_2.0.tgz |
これだけでインストールは完了だ。拍子抜けするほど簡単である。
■VNCサーバの設定
次にVNCサーバの設定を行う。普段VNCを使うユーザーになり、そのユーザーのホームディレクトリに移動する。まずは.bashrcを編集して/usr/local/binにパスを通しておく。
$ cd |
などで.bashrcを開き、
PATH=$PATH:/usr/local/bin |
の記述を追加する。そして
source .bashrc |
で編集した.bashrcの内容を反映させる。
これでVNCサーバを起動させる準備が整った。VNCサーバ(Xvnc)は、vncserverというスクリプトにディスプレイ番号(下記コラム参照)を付加して起動する。
$ vncserver :1 |
ただし、初回起動時はパスワードの設定が必要だ。Password:とVerify:(確認)に対して、それぞれパスワードを入力する。これでVNCサーバが起動する。
You will require a password to access
your desktops. |
| 注:「laser5」はVNCサーバを動作させるLinuxのホスト名 |
ちなみに、VNCサーバの設定を変更した際は(この後さまざまな変更を行う)、VNCサーバを停止させて、あらためて起動する必要がある。VNCサーバの停止時も、起動時に指定したディスプレイ番号を付加する。
$ vncserver -kill :1 |
|
■Windowsへのインストール
Windows版のVNCビューアもインストールは簡単だ。
vnc-3.3.3r9_x86_win32.zipを展開し、その中身を好きなフォルダに移動するだけでよい。特別な設定も必要ない。VNCビューアのプログラムはvncviewer.exeなので、ショートカットを作るなりして起動しやすいようにしておくといいだろう。
これで基本的な準備は終了。さっそくLinuxに接続してみよう。LinuxのVNCサーバを起動していない場合は、先にtelnetやsshを使ってVNCサーバを起動しておく。
$ vncserver :1 |
次にWindows側でvncviewerを起動する。サーバのアドレスを聞かれるのでIPアドレスとディスプレイ番号を「:」で区切って、「192.168.33.8:1」のように入力する。
![]() |
|
| 画面2 VNCビューアのサーバ指定ダイアログボックス |
次にパスワードを聞かれるので、設定したパスワードを入力。
![]() |
|
| 画面3 パスワード入力ダイアログボックス |
これで、WindowsのデスクトップにLinuxの画面が表示される。
![]() |
| 画面4 最小限の設定を行ってVNCを利用。デフォルトのWindow Managerはtwmで、xtermが起動する(画像をクリックすると拡大表示します) |
|
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