連載:5分でネットがわかるシリーズ(15)





新野 淳一
2011/12/12


サーバの仮想化やクラウドの登場によって、これまでの静的なネットワークのあり方が根本から見直されようとしています。その鍵を握る技術「OpenFlow」は何がすごいのか、ポイントを解説します。

0分 - ソフトウェアでネットワークをプログラミング!

 いままでコンピュータのネットワークは、どちらかといえば静的な存在でした。組織変更や新しいサービスの投入に合わせてネットワーク構成の変更が必要な場合には、ネットワーク管理者が関連する機器それぞれの設定変更をマニュアル操作で行っていました。

 しかしサーバの仮想化やクラウドの登場によって、こうした静的なネットワークのあり方が根本から見直されようとしています。

 例えば、サーバ仮想化のおかげで、何台ものサーバが突如としてネットワーク上に現れたり、ライブマイグレーションによって突然サーバがネットワークのある部分から別の部分へ移動したりといったことが起きるようになりました。ネットワークはこれらに適応した柔軟かつ迅速な構成変更が求められるようになりました。

 あるいはクラウドの登場によって、1つのデータセンター内で複数の顧客の通信をそれぞれセキュアに分離する必要があったり、ルータやファイアウォールなどのネットワーク機器を顧客ごとに迅速に調達し、接続し、自動的に構成する、といったことが求められるようになりました。

 こうしたネットワークに対する新たな要求に対して登場してきたのが、ソフトウェアによってネットワークの構成や機能をプログラミングできるようにしてしまおう、という「Software-Defined Network」というコンセプトです。

 OpenFlowは、このSoftware-Defined Networkを実現するための標準として注目されています。

 

5分で絶対に分かるOpenFlow
<0分> ソフトウェアでネットワークをプログラミング!
  <1分> OpenFlowの歴史とアーキテクチャ
  <2分> OpenFlowの仕様と機能
  <3分> OpenFlowでできること
  <4分> Software-Defined Networkの実現
  <5分> OpenFlowが業界に与える影響


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