コマンド 意味 必須
USER ユーザー名 認証するユーザー名を指定する
PASS パスワード 認証するユーザーのパスワードを指定する
APOP ユーザー名 ダイジェスト USER、PASSコマンドの認証の代わりに使用する。グリーティング・メッセージのチャレンジとパスワードから導いたダイジェストで、ユーザー認証を行う
STAT メールメッセージの数とサイズを応答する
LIST [メッセージ番号] メールメッセージ番号とそれぞれのサイズを応答する。メッセージ番号が指定された場合には、該当メッセージ分のみが対象
RETR メッセージ番号 指定されたメッセージ番号のメッセージ全体を表示する
DELE メッセージ番号 指定されたメッセージ番号のメッセージを削除する
NOOP 何もしない
RSET 認証確立後発生した削除処理を全て取り消す
TOP メッセージ番号 Line数 指定されたメッセージ番号のメッセージの指定されたLine分だけボディを表示する。Line数が0の場合は、ヘッダーのみの表示となる
UIDL [メッセージ番号] UIDLの一覧を表示する。メッセージ番号が指定された場合は、該当メッセージ分のみ
QUIT ログアウトする
LAST 最後にアクセスしたメッセージ番号を表示する
×
XTND 拡張命令 [引数] RFC1082で定義されている。引数として他の拡張命令を伴うことで、その拡張命令を実行する。拡張命令としては、bboards、x-bboards、archive(電子掲示板やネットニュースの一覧表示や購読)がある
 
CAPA オプションや拡張機能のコマンドなどの「能力」一覧の表示
 
AUTH CRAM-MD5、LOGIN形式など、IMAP4などとも共通する認証を行う
 
PIPELINING ESMTPのPipeliningのような、非同期通信の開始の宣言
 
○……実装は必須
△……実装はオプション
×……最新仕様(RFC1939)では削除されている
無印……拡張仕様(RFC2449)などで定義されているが、実装は少ない
表3 POP3コマンドの一覧