＠IT：ギガビット・イーサネットスイッチ・カタログ

ワークグループからバックエンドまで
スイッチング・ハブ最新動向

ギガビット・イーサネットスイッチ・カタログ

鈴木淳也（Junya Suzuki）
2004/11/6

シスコ・システムズ

　ネットワーク業界最大手のシスコ・システムズは、ローエンドからハイエンドまで、幅広い製品ラインアップをそろえているのが特徴だ。ワークグループ向けには2900シリーズ、フロアを束ねるスイッチには3500シリーズ、バックエンドにはラインカード方式の4500や6500シリーズといった具合である。

　基本的に、ほとんどのシリーズにおいてインテリジェント機能やVLAN／QoSといった機能がサポートされるため、製品選択に当たっては機能面よりも、ポート数や使用帯域などと相談しつつ適切な製品を選択していく形になるだろう。イーサネットで電源を供給するPoE（Power over Ethernet）に対応した製品もあるため、IP電話の導入にはこれら機能をサポートした製品が欠かせない。管理機能として、同社共通のOSであるIOSが搭載されているほか、Cisco CMSと呼ばれるWebブラウザ・ベースのGUI管理ツールも付属しており、熟練したネットワーク技術者でなくても各種設定が可能となっている。

製品名	ポート構成	インテリジェント機能	VLAN／QoS対応	レイヤ3スイッチ機能	備考
Catalyst 2940	10／100T×10、1000T×1	○	○	―
Catalyst 2950	10／100T×12～48、GBIC×2	○	○	―	スタック対応
Catalyst 3550	10／100T×24～48、1000T×0～10、GBIC×2～10	○	○	○	スタック対応
Catalyst 3560	10／100T×24～48、SFP×2～4	○	○	○	スタック、PoE対応
Catalyst 3750	10／100T×0～48、1000T×0～24、SFP×2～4	○	○	○	スタック、PoE、10GbE対応
Catalyst 4500	ラインカードスロット×3～7	○	○	○	ラインカードのラインアップはHP参照
Catalyst 6500	ラインカードスロット×3～13	○	○	○	ラインカードのラインアップはHP参照

最新＆詳細情報は以下のページを参照してください：http://www.cisco.com/jp/

エクストリーム
ネットワークス

　エクストリームネットワークスの製品ラインは、ワークグループ～バックエンドを対象としたエンタープライズ向け製品のほか、VDSLカードやT1カードなどのオプションを備えたAlpineシリーズや、SONETカードのオプションを備えたBlackDiamond 6800など、通信キャリアのエッジに配置されるような製品まで取りそろえているのが特徴だ。企業向けとしては、ワークグループにはSummit 200～400や高機能スイッチのSummit iを配置し、BlackDiamondシリーズでバックエンドを束ねるという形式になる。特にBlackDiamond 10000は高速バックプレーン対応のほか、サポートするポート数が多い点が特徴となる。

製品名	ポート構成	インテリジェント機能	VLAN／QoS対応	レイヤ3スイッチ機能	備考
Summit i シリーズ	10／100T×6～48、GBIC×2～4	○	○	○
Summit 200	10／100T×24～48、1000T×2、GBIC×2	○	○	○
Summit 300-48	10／100T×48、1000T×4、GBIC×4	○	○	○	PoE、無線LAN機能
Summit 400	10／100T×48、GBIC×4	○	○	○	10GbE対応
Alpine 3800	ラインカードスロット×2～8	○	○	○
BlackDiamond 6800	ラインカードスロット×4～16	○	○	○	10GbE対応
BlackDiamond 10000	ラインカードスロット×10	○	○	○	10GbE対応

最新＆詳細情報は以下のページを参照してください：http://www.extremenetworks.co.jp/

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目次：ギガビット・イーサネットスイッチ・カタログ
	スイッチング・ハブ最新動向／ギガビット・イーサネットスイッチのカタログの見方
	シスコ・システムズ／エクストリームネットワークス
	ファウンドリーネットワークス／ノーテルネットワークス
	フォーステンネットワークス／エンテラシス・ネットワークス
	日本アルカテル／ファーウェイスリーコム・ジャパン
	日本HP／日本電気
	富士通／日立製作所
	アライドテレシス／バッファロー

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