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実験

137Gbytes超IDEディスクの正しい使い方

デジタルアドバンテージ 島田広道
2002/01/22

 IT不況の影響か、2001年はちょっとペースが落ちたようだが、それでもハードディスクの容量は相変わらず増大し続けている。2001年末には160GbytesのIDEハードディスクが市販開始されており、年内には200Gbytesに達するかもしれない。数年前には、せいぜい2G〜8.4Gbytes程度だったことを考えると、隔世の感がある。

 こうしたハードディスクの大容量化は、内部に搭載されている「プラッタ」と呼ばれる磁気ディスクの1枚当たりの容量が大きくなっていることによる。現在、主流になりつつあるIDEハードディスクは、容量40Gbytesのプラッタを採用し、1枚から4枚搭載している(片面のみを使うこともあるので、ディスク全体の容量は20Gbytesごとになる)。つまり、IDEハードディスクは40Gbytes〜160Gbytesという広い範囲にラインナップされる。その割に、単位容量あたりの単価はそれほど大きな差がなく、大容量でも割高ではない。その点で、大容量ハードディスクを導入するのに価格面での敷居はそれほど高くはないといえるだろう。

型番 全容量 平均価格 1Gbytesあたりの平均単価
4G160J8
160Gbytes
3万5700円
223円
4G120J6
120Gbytes
2万8200円
235円
4D080H4
80Gbytes
1万7000円
213円
4D060H3
60Gbytes
1万3000円
216円
4D040H2
40Gbytes
1万300円
257円
IDEハードディスクの平均店頭価格
Maxtor製IDEハードディスク「DiamondMax D540X」シリーズの店頭販売価格から、平均価格を計算した(価格データは、サハロフ佐藤氏の秋葉原レポート2001年1月19日号のものを使用)。120Gbytesは多少割高だが、160Gbytesなら最も割安な80Gbytesとそう変わらない(5%程度の差)。

 ハードディスクの容量はいくらあっても足りない、という通説があるが、実際のところ、100Gbytes以上のハードディスクに対するニーズは意外に強いのではないだろうか。ファイルサーバなどで利用すれば、ディスクの台数を減らせるといった効果もある。

 ただし、注意すべきはどんなプラットフォームでもこうした「超」大容量ハードディスクの全容量が使い切れるとは限らないことだ。これまでに普及したIDEインターフェイスの仕様(規格)では、最大でも137Gbytesまでしか認識できないためである。これを「137Gbytesの壁」と呼ぶ(「動向解説:IDEディスクの壁を打ち破る最新ディスク・インターフェイス」参照)。

 すでにこれを解決する新規格が登場し、製品への実装も始まっているが、エンド・ユーザーのレベルでこれを解決することは、まだ簡単ではない。そこで本稿では、160Gbytesという大容量ハードディスクを実際にテストし、全容量を使い切るにあたって生じる問題を明らかにし、その解決策を探ってみる。具体的には、最新のIDE用デバイス・ドライバ(IDEドライバ)を利用する方法と、やはり最新のIDEインターフェイスを利用する方法を試してみた。対象OSはWindows 2000 Professionalだが、Windows 2000 の各種Server製品やWindows XPにも同様のことがほとんど当てはまると思う。

160GbytesのIDEハードディスク
これはMaxtor製DiamondMax D540X 4G160J8というハードディスク。原稿執筆時点で市販されている137Gbytesを超えるIDEハードディスクはこれだけだ。この160Gbytesモデルのほか、137Gbytesの壁に引っかからない120Gbytesモデルもラインナップされている。
 
ハードディスクの容量は、伝統的に1Mbytes=1,000,000bytes、1Gbytes=1000Mbytesとして計算される。本稿でも特記しない限りは、これにならっている。1Kbytes=1024bytesではないことに注意していただきたい。
 
  関連記事(PC Insider内) 
IDEディスクの壁を打ち破る最新ディスク・インターフェイス

  関連リンク 
サハロフ佐藤氏の精力的な調査による秋葉原PCパーツの最新価格情報
 
 

 INDEX
[実験]137Gbytes超IDEディスクの正しい使い方
    1. IDEハードディスクの「容量の壁」とは?
    2. 48bit LBAに未対応だと、どんな不具合が生じるのか?
    3. 160GbytesハードディスクへWindows 2000をインストールする
    4. 48bit LBA対応IDEインターフェイス・カードを利用する
 
「PC Insiderの実験」

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