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最新ディスク関連用語集

デジタルアドバンテージ
2001/01/23

 今回は、DVDとIDEに関連する用語を中心にまとめてみた。DVD規格には、書き込み可能なフォーマットがいくつかあり、最近ではDVDビデオ・レコーダーとして製品化されている。2001年には、こうした民生AV機器だけではなく、コンピュータ向けストレージ機器としても、これらの書き換え可能なDVDに準拠した製品が登場する予定だ。また、世代交代が近づいているディスク・インターフェイスのIDEについても、規格を中心に用語をまとめている。新しい動向をつかむべく、まずは関連用語から覚えておこう。

DVD
CDと同様に、盤面に小さなくぼみ(ピット)をつくり、これにレーザー光を照射し、反射光を読み取ることでデータの記録・再生を可能にした光記録メディア。CDに比べて記録密度を高めることで、同じサイズで大容量化を実現した……。
DVD-R 【DVD-Recordable】
1回だけ書き込み可能(ライト・ワンス型)なDVD規格の一種。容量は当初、片面3.95Gbytesだったが、バージョン2.0で片面4.7Gbytesになった……。
DVD-RW 【DVD-ReWritable】
相変化記録方式による書き換え型DVD規格の一種。パイオニアによって開発された。容量は片面4.7Gbytesである……。
DVD-RAM 【DVD-Random Access Memory】
相変化記録方式による書き換え型DVD規格の一種。松下電器産業や東芝、日立製作所などが推進している。容量はバージョン2.0で片面4.7Gbytesになった……。
DVD+RW 【DVD+ReWritable】
DVD規格をベースとした相変化記録方式の書き換え可能な光ディスクの一種。DVDフォーラムに認定されていない独自規格である……。
DVD-ROM 【DVD-Read Only Memory】
DVD規格に含まれる読み出し専用光ディスク。容量は、記録方式により4.7Gbytes〜17Gbytesと大きく異なる……。
DDCD 【Double Density CD】
CD-ROMやCD-R/RWの技術をベースに、容量をCDの2倍の1.3Gbytesに向上させた記録フォーマット。CDとほぼ同じ製造コストで2倍の容量を実現できる……。
シリアルATA 【Serial AT Attachment】
IDE(ATA)の後継として開発されている次世代ディスク・インターフェイス。シリアル伝送方式を導入しているのが大きな特徴である……。
IDE 【Integrated Drive Electronics】
米Compaq社と米Western Digital社が共同開発したハードディスク用の接続インターフェイス。ANSIにより、1988年にインターフェイスが規格化された……。
ATA 【AT Attachment】
デファクト・スタンダード(業界標準)であるIDEの仕様を、ANSIが公式に規格化したもの。Enhanced IDEやFast ATA、Ultra ATAなども、ATAに取り込まれて……。
Ultra ATA 【Ultra AT Attachment】
IDEインターフェイスの転送速度と信頼性を高めるIDEの拡張仕様。1996年に最初のバージョンが提唱され、その後、転送速度を高めた新バージョンも登場した……。
Ultra DMA 【Ultra Direct Memory Access】
Ultra ATAで導入されたIDEインターフェイスの転送方式。これにより、IDEケーブルをデータが通過するときの転送レートと信頼性の両方とも向上した……。
Ultra ATA/100 【Ultra AT Attachment/100】
IDEインターフェイスの転送速度と信頼性を向上させるIDEの拡張仕様の一種。最大転送速度は100Mbytes/sと、前身のUltra ATA/66の1.5倍まで高められて……。

 

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