キーワード専用線接続サービス 2000/05/22 |
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NTTなどが提供する専用の回線を使って、インターネット サービス プロバイダ(ISP)との接続を行うサービス。専用線IP接続サービスともいう。大容量のデータ転送が行えるほか、サービスによっては帯域の保証などを受けることが可能だ。企業向けのインターネットへの常時接続回線として使用されている。
たとえば、これまでの1.5Mbits/sの専用線接続サービスは、NTTコミュニケーションズが提供している「スーパーOCN」の月額92万1000円(15km以内のアクセス回線料を含む)に代表されるように、企業が使ううえでも高価なものであった(1999年11月1日に価格改定が行われ、現在は月額67万9000円)。それが、1999年10月1日からIIJが34万8000円(NTT DA1500 Type2のアクセス回線料含む)で専用線接続サービスの提供を始めてから、状況が変わり始めた。外資系通信事業者を中心に次々と低価格なサービスが登場し始めたのだ。たとえば、UUNet(MCI WorldComの子会社)の日本法人であるユーユーネットジャパンが提供する「UUdirect Premium Smart」は、月額29万2500円(TTNet専用線使用料含む)とスーパーOCNの半額以下を実現している。また、ケーブル・アンド・ワイヤレスIDCは、2000年1月1日より「1.5Mスタンダード」という月額27万7000円(NTT DA1500 Type2のアクセス回線料含む)とさらに低価格なサービスの提供を始めた。さらに、TTNetは保守サービスを簡素化して月額24万8000円という低価格を実現した「エコノミークラス」を4月より提供をし始めている。低価格化の口火を切ったIIJも、2000年6月1日に34万8000円から29万8000円に値下げすることを決めた。
このように各社とも、企業のインターネット アクセスとして最も利用されている1.5Mbits/sを中心として低価格化を図っている。電子商取引などのシステムを導入したいと思っている中小企業にとっては、こうした値下げによって高速な専用線接続が可能になるのは、大きなメリットとなるだろう。
OCNエコノミー
NTTコミュニケーションズが提供している「OCNエコノミー」も専用線接続サービスの1つである。常時接続のOCNサービスには、接続速度の違いにより、128KbpsのOCNエコノミー、1.5Mbits/sのOCNスタンダード、6Mbits/sのOCNエンタープライズが用意されている。これらはすべて帯域の保証がないベストエフォート型である。このほか、IPバックボーンに直接接続し、一定以上の帯域を保証するビジネスOCNや常時帯域を保証するスーパーOCNも用意している。接続料金は、OCNエコノミーで月額3万2000円と専用線接続サービスとしては非常に安価となっている。128Kbits/sと帯域がそれほど広くないため、Webサーバを公開したり、多人数で使ったり、といった環境には向かないが、数人が電子メールのやり取りやWebページの閲覧に使う分には十分なサービスである。
また、OCNエコノミーで使われているNTTの収容局に置かれた加入者ルータまでの回線は、OCNアクセス ラインと呼ばれている。このOCNアクセス ラインを利用し、NTTコミュニケーションズ以外の日本テレコムやDDIといった通信業者が自社の通信網と接続するインターネット接続を行うサービスも提供されている。日本テレコムでは「ODNエコノミー」、DDIでは「DIONスタンダード」といった名称でサービスを行っており、OCNエコノミーよりも若干安価な価格設定が行われている。ただし、ODNエコノミーとDIONスタンダードは、OCNエコノミーに比べてサービスの提供地域が限られている。
OCNエコノミー(OCNアクセス ラインを利用する他社のサービスを含む)は、ISDN用のISDNルータのほとんどがディップ スイッチなどの変更でそのまま使用できる。そのため、接続機器も安価に済むというメリットがある。最近注目のADSLやCATVを使ったインターネット
アクセスに比べると、接続料金やデータ転送速度で見劣りしてしまうが、サービス提供地域が広く、ビルやマンションなどでも導入可能であるという点は見逃せない。
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