スロット&ソケット図鑑
―写真で理解するPCの各種スロット&ソケット―

デジタルアドバンテージ
2000/09/21 (2002/02/09 更新)


【お知らせ】 スロット&ソケット図鑑はSystem Insiderにてリニューアルを行いました。以後、新規の写真や記事は、System Insiderで更新していきます。(2002/08/08)

新着情報
プロセッサ用スロット/ソケットに「478 Pin Socket」の写真と解説を追加(2002/02/09)

 PC内部に潜む各種スロットやソケットの数は非常に多く、かつ分かりにくい。「スロット&ソケット図鑑」では、PCの多種多様なスロットとソケットの用途や使い方を、写真を交えながら分かりやすく解説していく予定である。

 ケーブルやコネクタについては、「ケーブル&コネクタ図鑑」を参照していただきたい。

  プロセッサ用スロット/ソケット 
クリックで拡大表示 478 Pin Socket 478ピンPGAパッケージのPentium 4を装着するためのZIFソケット。mPGA478 Socketとも呼ばれる。ピンが空いていない箇所(写真のソケット右下部分)の違いによって、「mPGA478A」「mPGA478B」「mPGA478C」の3種類がある(写真はmPGA478B)。現在、デスクトップPC向けに採用されているのは、このmPGA478B Socketである。最初のPentium 4と同時に登場した423 Pin Socketの後継であり、すでにPentium 4のソケットの主流となっている(WillametteNorthwoodの両方ともこのソケットに対応)。423 Pin Socketに比べるとピン数は増えたが、ピン間距離は1/2の1.27mmになり、ソケット自体の占有面積は37%も小さくなっている。しかしヒートシンクなど冷却機構まで含めた実質的な占有面積は、ほとんど変わっていない。ソケットの周囲を囲む黒い枠(拡大写真参照)は、CPUクーラーを固定するための留め具だ
クリックで拡大表示 423 Pin Socket 423ピンPGAパッケージのPentium 4を装着するためのZIFソケット。PGA423 SocketまたはSocket Wとも呼ばれる。一見するとSocket 370とよく似ているが、物理的にも電気的にも互換性はない。Pentium 4を冷却するCPUクーラーは巨大でかつ重く、ソケットだけで固定するには強度が足りない場合があるため、ソケットの周囲にはCPUクーラー取り付け用のネジ穴や留め具が配置されている。すでに後継として登場している478 Pin Socketで代替されつつある
クリックで拡大表示 Socket 370 PGAパッケージのPentium IIICeleronを取り付けるソケット。PGA370とも呼ばれる。同じSocket 370でも、電気的な仕様の違いにより、Pentium IIIや533MHz以上のCeleronが動作しないこともあるので注意が必要
クリックで拡大表示 Slot 1 カートリッジ型のPentium II/IIIやカード型のCeleronを取り付けるスロット。SC242とも呼ばれる。スロット両脇のガイド レールは、プロセッサのパッケージごとに形状が異なるので注意が必要。すでに主流はSocket 370であり、Slot 1はほとんどみかけない
クリックで拡大表示 Socket A PGAパッケージのAMD AthlonシリーズやAMD Duronを取り付けるソケット。Socket 370や423 Pin Socketと形状は似ているが、もちろん互換性はない。2002年3月の時点で、Athlon/Duron用ソケットはこれだけである。CPUクーラーを固定するためのツメは、ソケット両脇に3本ずつ装備されており、大型・強力なCPUクーラーでもしっかりと固定できるよう注意が払われている
クリックで拡大表示 Slot A カートリッジ型のAMD Athlonを取り付けるスロット。Slot 1とスロット形状は同じだが、逆挿入防止キーの位置が反対側にある。また信号線や電気的な特性などは、Slot 1とまったく異なり、互換性はない。すでにAthlonのパッケージはPGAタイプが主流であり、Slot Aはほとんどみかけない
クリックで拡大表示 Socket 7 当初はPentiumMMX Pentiumのためのソケットだったが、それらの互換プロセッサにもよく採用された。同じSocket 7でも、信号線の結線や対応する電源電圧の範囲などの仕様は、微妙に異なっている

  メモリ・ソケット(メモリ・モジュール用) 
クリックで拡大表示 184ピンDIMM 次世代メイン・メモリの標準と目されるDDR SDRAMのメモリ・モジュール(PC1600PC2100)に対応したソケット。デスクトップPCやサーバ/ワークステーションで利用される。168ピンDIMMのソケットと外見はよく似ているが、電気的にも物理的にも互換性はない
クリックで拡大表示 RIMM RIMMとは、Direct Rambus対応メモリであるDirect RDRAMを搭載したメモリ・モジュールのこと(速度によりPC600700800という種類がある)。RIMMを装着しない未使用ソケットには、必ずC-RIMMと呼ばれるダミー・カードを装着しなければならないので注意が必要
クリックで拡大表示 168ピンDIMM PC100PC133など標準的なデスクトップPC向けDIMMに対応したソケット。中央より右側にあるキー(でっぱり)により、DIMMの逆挿入や非対応DIMMの装着といったミスを防ぐようになっている
クリックで拡大表示 144ピンSO-DIMM ノートPC向けに標準化された144ピンのSO-DIMMを取り付けるソケット。モジュールの形状(特に厚み)によっては、ソケット付近の部品に干渉して正しくモジュールを装着できないことがあるので注意が必要
クリックで拡大表示 72ピンSIMM PentiumやMMX Pentium搭載システムでよく採用された72ピンSIMM用ソケット。通常、2枚単位で装着する必要がある。装着時には、まず斜めにSIMMを差し込んでから引き起こす必要があり、ここで取り付けミスが生じやすい
クリックで拡大表示 30ピンSIMM 486プロセッサの時代によく採用された30ピンSIMMのためのソケット。PCのメイン・メモリの場合、一般的に4枚単位で装着する必要がある。まず斜めにSIMMを差し込まなければならないのは、72ピンSIMMと同じだ

  拡張スロット 
クリックで拡大表示 PCI(32bit/5V) PCIとはPeripheral Component Interconnectの略で、現在主流のPC用拡張バス・スロット。左の写真は32bitバス幅で5Vの電気信号に対応したスロット。3.3Vの電気信号に対応するスロットもある
クリックで拡大表示 PCI(64bit/3.3V) バス幅を64bitに広げたPCIスロット。写真のスロットは、3.3Vの電気信号に対応している(5V対応のスロットも規定されている)。サーバやワークステーションなど、より高速なI/Oを必要とするPCに実装されている
クリックで拡大表示 AGP(ユニバーサル) AGPとはAccelerated Graphics Portの略で、グラフィックス・カード専用のスロット。これは3.3Vと1.5Vの両方の電気信号に対応したスロットで、2000年時点での主流である。4倍速モード(AGP 4X)に対応している
クリックで拡大表示 AGP(3.3V) 3.3Vの電気信号のみに対応した初期のAGPスロット。2倍速モード(AGP 2X)に対応している。サポートしていない1.5V対応カードが間違って装着されないよう、誤挿入防止キー(でっぱり)がスロットに組み込まれている
クリックで拡大表示 AGP Pro(ユニバーサル) ワークステーション向けの高速・高機能なグラフィックス・カードをカバーするAGPスロット。通常のAGPカードも装着できる。より大きな消費電力にも耐えられるように、通常のAGPスロットより電力供給ピンが増えている
クリックで拡大表示 AMR AMRとはAudio/Modem Riserの略で、サウンドやモデムのアナログ回路を搭載したカードを装着するスロット。AMR対応サウンド・カードやモデム・カードは存在するが、エンドユーザーには直接販売されないことが多い
クリックで拡大表示 CNR CNRとはCommunication and Network Riserの略で、ネットワークやサウンド、USBモデムなどに特化したスロット。AMRの後継である。CNRは、基本的にPCベンダがオプション機能を安価にPCに装備するための仕組みといえる
クリックで拡大表示 ISA ISAとはIndustrial Standard Architectureの略で、古くからPCの拡張性を支えてきた標準の拡張バス・スロット。ATバスとも呼ばれることがある。いまとなっては非常に低速なバスであり、レガシー・デバイスとして実装されなくなる傾向にある
クリックで拡大表示 XTバス 8bits幅のデータ・バスを持つ拡張バス・スロット。割り込み要求(IRQ)の数はISAの半分程度しかない。現在では、ISA以上に見かけることが少なくなった旧式のスロットである
クリックで拡大表示 VL-Bus 主にグラフィックスの性能を高めるために策定された拡張バス。VLはVESA Localの略。ISAまたはEISAスロットの延長線上に配置される。486時代にPCIが普及するまで採用されていた
クリックで拡大表示 EISA Extended ISAの略で、その名のとおりISAをベースに性能や機能を高めたデータ・バス幅32bitsの拡張バス・スロット。ISAとは互換性があり、EISAスロットにISAカードを装着できる。PCサーバにはよく実装されたが、次第にPCIに置き換わっていった

  関連記事 
最新プロセッサ関連用語集
資料
ケーブル&コネクタ図鑑

  関連リンク 
リソースセンター PCIやAGPなどの各種規格を策定している規格標準化団体へのリンク

  更新履歴 
【2002/02/09】 Pentium 4用ソケットの「478 Pin Socket」を追加しました。
【2001/04/21】  AMD Athlon/Duron用ソケットの「Socket A」を追加しました。
【2001/03/08】  「PCI(64bit/3.3V)」のスロットを追加しました。
【2001/01/13】  DDR SDRAM DIMM用ソケットの「184ピンDIMM」と、RIMM用ソケットを追加しました。
【2001/01/06】  Pentium 4用ソケットの「423 Pin Socket」を追加しました。
【2000/10/10】  関連リンクとして、リソースセンターにある規格標準化団体へのリンク・ページを追加しました。また、解説文中の各用語に、Insider's Computer Dictionaryの用語解説へのリンクを設定しました。

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