ACIDのインストールと設定Snortでつくる不正侵入検知システム(3)(2/4 ページ)

» 2004年10月16日 10時00分 公開
[早川勇太@IT]

ACIDの導入方法

 ACIDのインストールも展開してPHPがアクセスできるディレクトリに配置するだけでよい。下記に最新版を入手し、展開した後にドキュメントルート配下のacid/に配置した例を示す。なお、ACIDの開発はここ最近ストップしているようである。

$ wget -q http://www.andrew.cmu.edu/user/rdanyliw/snort/acid-0.9.6b23.tar.gz 
$ tar xvzf ./acid-0.9.6b23.tar.gz
$ cp -R acid/ /home/httpd/html/

 以上でインストール作業はすべて終了となる。続いて設定作業を行おう。先ほどコピーしたACIDのディレクトリ中にacid_conf.phpというファイルがあるので、それを適当なエディタで開き、下記の部分を修正する。

旧: $DBlib_path = "";
新: $DBlib_path = "/home/httpd/html/adodb";
※末尾に/を付加しないように注意すること

 

旧: $alert_dbname = "snort_log";
$alert_host = "localhost";
$alert_port = "";
$alert_user = "root";
$alert_password = "mypassword";
新: $alert_dbname = "snort";
$alert_host = "localhost";
$alert_port = "";
$alert_user = "snort";
$alert_password = "snort";

 

旧: $ChartLib_path = "";
新: $ChartLib_path = "/home/httpd/html/jpgraph";
※末尾に/を付加しないように注意すること

 上記を修正したら、設定は終了となる。早速WebブラウザからACIDにアクセスしてみてほしい。下記のような画面が表示される。

WebブラウザからACIDにアクセス

 上記のページが表示されたら「Setup page」というリンクをクリックする。「DB Setup」というページが表示される。

「DB Setup」というページ

 上記のページが表示されたら、「Create ACID AG」というボタンをクリックする。なお、前回の説明どおり設定した場合、下記のようなページが表示される。この場合は、作成したsnortというデータベースに対するCREATE権限を一時的に付加してほしい。

前回の説明どおり設定した場合表示されるページ

 成功すると下記のようなページが表示される。なお、CREATE権限を一時的に付加したのであれば、上記のページが表示された時点でその権限を剥奪しておくことをお勧めする。不要な権限は極力設定しない方が安全であるためだ。

成功すると表示されるページ

Index

ACIDのインストールと設定

Page1

ACIDの導入方法

GDのインストール

JpGraphのインストール

ADOdbのインストール


Page2

ACIDのインストールと設定


Page3

ACIDで表示されるデータ


Page4

ACIDを補完するツール「BIONS」


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