PicoWorldに見るソーシャルアプリ多国籍対応の14カ条

ここが大変だよ「Facebookアプリで世界進出!」


PicoWorldに見るソーシャルアプリ多国籍対応の14カ条

CyberAgent America, Inc.
渡邊 美由紀
2011/9/7

「いざFacebookアプリで世界進出!」その前に

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 「Pico World」は、Ameba(アメーバ)で展開するアバターコミュニケーションサービス「アメーバピグ」をベースにしたFacebookアプリで、世界50カ国以上で400万人のユーザーに利用されています。

 本稿では、Facebook対応や多国籍対応について、実際にアメーバピグからPicoWorldに置き換えた際の体験に基づいて、注意するべき点を紹介します。

Pico Worldの使用例

ここが大変だよ「Facebookポリシー違反」

 アプリの仕様がFacebookの提示するポリシーに反していないか、以下などを参考にチェックする必要があります。

 ポリシーに違反してしまった場合、Facebookから修正依頼メールが来るので、指定の期限内(大体3〜5営業日)に修正しないと、アプリを停止されてしまいます。また、ポリシーはしばしば変わることもあるので、注意が必要です。

 実際にPicoWorldで修正依頼が来た事例を紹介します。

【1】アルコールコンテンツ

 例えば、「カリブ」エリアで販売した「ぶどうジュース」が、ワイングラスに入っているイラストだったため、「アプリにアルコール関連コンテンツが含まれている場合、Facebookが定める年齢制限が設定されている」というポリシー違反の注意を受けました。

 このため、このアイテムを急きょ削除しなくてはならない状況になりました。キャプションが「ぶどうジュース」でも、見た目がお酒と判断されればNGになってしまうことに注意が必要です。

【2】スキップオプションの不備

 ギフト選択のウィンドウが、「×」ボタンで閉じられるようにはなっていたのですが、もっと明確な「SKIP」ボタンを用意するように求められました。

 「ユーザーにFacebookのソーシャルチャンネルを使用するオプションを提供する際には、簡単に見つけられるスキップオプションを提供する」というポリシーに抵触するとの理由でした。UI設計にもかかわるので、スキップオプションの確認を忘れずに注意してください。


【3】Facebookロゴ・アイコン画像の利用

 アバタープロフィールのウィンドウに用意した、ユーザーのFacebookページへのリンクボタンに、Facebookアイコンを使用していましたが、「アプリ中にFacebookの商標を使用したり、Facebookとの連携やFacebookによる支持を明示または暗示してはならない」というブランド規定に違反するということで、独自のアイコンに変更しました。

 Facebookアイコンやロゴの使用には注意してください。

ここが大変だよ「Facebook API」


【4】APIとの通信は、できるだけクライアントサイドで

 FacebookのAPIのレスポンスが遅いケースがあるので、サーバサイドでのAPI通信が多いと、サーバの負荷の原因になります。

 そのため、APIとの通信はできるだけクライアントサイドですれば、負荷対策になります。PicoWorldでも、フレンド一覧やプロフィールの取得など、クライアントでできる処理はなるべくFlashのAPIで通信するようにしています。

 ActionScript 3でFacebook APIと連携するライブラリ「facebook-actionscript-api - Adobe ActionScript 3 SDK for Facebook Platform」が、アドビ システムズから提供されています。

【5】公式APIはPHPのみ

 PicoWorldのサーバサイドはJavaで実装されていますが、Facebookの公式APIはPHPのみのため、オープンソースのライブラリなどを用いて連携することになりました。

 そのため、公式のドキュメントと使用するライブラリで差異があり、カスタマイズが必要なときもありました。

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 INDEX
PicoWorldに見るソーシャルアプリ多国籍対応の14カ条 
ここが大変だよ「Facebookアプリで世界進出!」
Page1
「いざFacebookアプリで世界進出!」その前に
ここが大変だよ「Facebookポリシー違反」
ここが大変だよ「Facebook API」
  Page2
ここが大変だよ「他のFacebookアプリとの兼ね合い」
ここが大変だよ「多国籍ユーザー」
ここが大変だよ「多言語対応」
多くの人に使われるサービス創りの参考に


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