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前回は社内SNSそのものの説明、業務に役立つ使い方・楽しみ方やSNSのオープンソースソフトウェアであるOpenPNEのセットアップについて解説しました。
今回は社内SNSとID管理の関係やOpenPNEを使ったほかのアプリケーションとのID連携の仕方について解説します。
社内SNSのように、特定の目的を持った組織の中での情報交換は、ID管理が非常に重要になってきます。
社内SNSはIDの管理・連携が重要
さて皆さんは、社内SNS以外にも多くのアプリケーションを使い分けていると思いますが、複数のアプリケーションに対して、それぞれのアカウント(ID)を使い分けるのは、管理が複雑になり大変なものですよね。
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| 図1 アプリケーションの使い分けは大変! |
会社の機密管理のためにも、アカウントが分散することは非常に危険です。大抵の組織には、組織として機密を守る必要があります。
■会社の機密を守るための「厳重な」ID管理
また、一般に利用されているエンターテインメント系のSNSでは、組織としての機密よりも個人のプライバシーが重視されます。「自分だけしか読めないメッセージ」「自分だけしか書けない日記」というように、個人のプライバシーを守るために、IDが管理されています。
社内SNSの場合には、事情が大きく変わります。会社組織の機密は、組織全体に影響を与えるものがほとんどです。会社で設置したSNSに競合企業のスパイが進入してきたら大変なことになります。よって、会社組織のID管理は個人ではなく、会社自体が行うことになります。
こうした背景があるため、社内SNSでは、個人でSNSに参加するときよりも「厳重に」ID管理を行うことが重要になります。
■社内のID管理の決め手は“シングルサインオン”
そこで、会社組織でのID管理の決め手となるのは、“シングルサインオン”です。
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| 図2 シングルサインオンで単一ID認証 |
“シングルサインオン”とは、複数の分散したIDを個別に持つのではなく、管理の行き届いた強固な1つの認証システムに、すべてのIDを統合する仕組みです。IDを一括管理することで、IDの新規発行、アクセス権限設定、更新業務などを安全に行うことができるという利点があります。
反対に、シングルサインオンのシステムは、連携コストがかかる、シングルサインオンに対応したアプリケーションしか利用できない、といったデメリットが発生します。
編集部注:シングルサインオンについて詳しく知りたい読者は、Master of IP Networkの「シングル・サインオンはなぜ必要か?」をご参照ください。
OpenPNEとしても、すべての組織へSNSを利用してもらうために、ID連携については重要な課題として取り組んでいます。
OpenPNEにおけるID連携の機構−SlaveとMaster
では、OpenPNEで現在取り組んでいるID連携の方法を2つ紹介します。
■外部認証システムを使ってOpenPNEにログイン−“SlavePNE”
OpenPNEが外部認証システムを利用してSNSにログインすることを、“SlavePNE”と呼びます。OpenPNE自体にはID・パスワードを持たずに、既存の認証システムを利用してログインを行います。
既存の発行済みアカウントを活用できることから、すでに認証システムを構築済みの大規模な組織には、非常にスムーズに社内SNSを導入できます。
現在のOpenPNEは、Pear:Authというライブラリを利用しているため、これに対応した認証系(POP3・LDAP・ActiveDirectory・DBなど)をすべて利用できます。
例えば、会社で発行しているメールアカウントでログインしたり、Windowsで利用されているActiveDirectoryを利用してログインすることもできます。
編集部注:LDAPについてについて詳しく知りたい読者は、セキュリティ用語辞典の[LDAP]を、ActiveDirectoryについては、Windows Server Insiderの「Active Directoryとは何か?」をご参照ください。
また、設定次第でXoopsやZenCartなどのDBを直接、認証システムとして利用できます。
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| 図3 SlavePNEの認証シーケンス |
SlavePNEの場合、OpenPNEは通常のSNS登録や招待を行わずに、初めから直接ログインフォームで既存のID・パスワードによる認証を行います。
OpenPNEは認証に通過したアカウントに対して、そのアカウントにひも付くユーザーを動的に作成します。この時点で、既存の認証IDとSNSメンバーIDが連携されるため、2回目のログイン以降は作成されたメンバーIDでSNSを利用できます。
■OpenPNEの認証を使ってほかのアプリにログイン−“MasterPNE”
SlavePNEとは逆に、OpenPNEの認証系を主として、ほかのアプリケーションに対してアカウントを発行することを、“MasterPNE”と呼びます。
統合された外部認証システムが存在せず、新規にIDの統合を行いたい場合には、MasterPNEを利用するとよいでしょう。
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| 図4 MasterPNEの認証シーケンス |
MasterPNEの場合、SlavePNEのときとは反対の動作をします。OpenPNEと連携した外部システムへのログインの際に、OpenPNEのID・パスワードを入力します。そして、外部システムは入力された情報を元にOpenPNEに問い合わせ、ログインの結果を取得します。
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| INDEX | ||
| 社内SNSをOpenPNEで作ってみよう(2) SNSとアプリのID連携もかんたんに実現するOpenPNE |
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| Page1 社内SNSはIDの管理・連携が重要/OpenPNEにおけるID連携の機構−SlaveとMaster |
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| Page2 実際に、OpenPNEでID連携をしてみる/今後のOpenPNEはどうなる? |
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社内SNSをOpenPNEで作ってみよう バックナンバー 連載インデックスへ»
- 第1回 社内でSNS? ホントに役に立つの? 面白いの?
- 第2回 SNSとアプリのID連携もかんたんに実現するOpenPNE
- 第3回 NECでは社内SNSをどのように使っているのか?
- 最終回 OpenPNEの社内SNSをもっと便利に活用するには?
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