[応用編]RSSリーダーWindows Phoneアプリの作り方Silverlightベースで作るWP7アプリ開発入門(6)(1/5 ページ)

» 2011年10月28日 00時00分 公開
[泉本優輝WP Arch]

@ITのRSSを表示するアプリを作ろう

 これまでの連載で、MetroデザインやWindows Phoneでの色使い、PanoramaやPivotの扱いや、Expression Blendでのビヘイビアの利用など、Windows Phoneにおけるアプリ開発の部分的なコラムを紹介してきました。

 今回は、いったん総集編として、これまで扱った方法で簡単なアプリを開発してみましょう。今回開発するアプリは、Panoramaを使って@ITのRSSを表示し、そのページをTapで選択したらブラウザで開く、というものです。

サンプルアプリの画面イメージ サンプルアプリの画面イメージ

 PanoramaItemは3つ用意し、Homeに表示したトグルボタンがOnならば、RSSのPanoramaItemを表示する、という作りにします。

テンプレートからWindows Phoneプロジェクトを作る

 まずはExpression Blendを立ち上げて、新しいプロジェクトを作成します。Windows Phoneから「Windows Phone パノラマ アプリケーション」を選択します。プロジェクトの名前には「atItRSS」としました。

新しいWindows Phoneプロジェクトの作成 新しいWindows Phoneプロジェクトの作成

 プロジェクトを作成した段階で.xamlファイルの構造は以下のようになっています。

プロジェクト作成時のxaml プロジェクト作成時のxaml

 PanoramaItemをコピー&ペーストし、3つに増やします。次に、それぞれのPanoramaItemを選択し、Headerプロパティを上から順番に、「home」「Smart & Social」「core」に変更します。Headerプロパティは共通プロパティパネルにあります。

PanoramaItemコントロール選択時の共通プロパティパネル PanoramaItemコントロール選択時の共通プロパティパネル
PanoramaItemのHeaderプロパティが変わった状態 PanoramaItemのHeaderプロパティが変わった状態

 次に、PanoramaItemに名前を付けておきましょう。上から順番に「home」「smartsocial」「core」とします。

 大きく表示されているタイトルを編集しましょう。オブジェクトパネルから[Panorama]を選択します。共通パネルからTitleプロパティを変更します。今回は「@IT 新着記事」としました。

Panoramaコントロール選択時も共通プロパティパネル Panoramaコントロール選択時も共通プロパティパネル

 Titleプロパティを変更するとテキストが変わります。

Panoramaのテキストを変更した状態 Panoramaのテキストを変更した状態

 ここまでできれば一段落です。次ページからはRSSのデータを取得してみましょう。

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