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WebとUIをつなぐトリックスター(3)

画像とコードの触媒
Flash Catalystについて語りますと

@IT編集部
平田 修
2008/12/26

従来の機能も完備

 従来どおり、コンポーネントはドラッグ&ドロップで増やすことができる。

図27 ドラッグ&ドロップでチェックボックスを追加した例
図27 ドラッグ&ドロップでチェックボックスを追加した例

 コード補助機能やヒント表示機能も健在だ。

図28 ヒント表示機能
図28 ヒント表示機能

Flex Builder 4の新機能3つ

 冒頭で述べたとおり、GumboはFlex Builderの最新バージョン“4”に当たる。4になっての新機能も3つ使ってみたので、簡単に紹介しよう。

新機能【1】Client Data Management

 WebサービスなどのデータソースとクライアントのFlexを少ないコードで簡単に連携するCDMClient Data Management)機能が追加されたので、使ってみた。まずは、ダイアログでサービスの種類をHTTPサービスに指定する。

図29 CDMのダイアログ(HTTPサービスかWSDLベースのサービスか選択)
図29 CDMのダイアログ(HTTPサービスかWSDLベースのサービスか選択)

 次に、HTTPサービスのURLなどを入力。ここでは、@ITのRSSのURLを入力した。

図30 CDMのダイアログ(URLなどを入力)
図30 CDMのダイアログ(URLなどを入力)

 その結果、取り込んだデータの情報が表示され、左側の[Data/Services]ビューにはサービス接続のオブジェクトがツリー表示された。

図31 取り込んだ結果
図31 取り込んだ結果

 ツリー上のオブジェクトを選択して右クリックするとグリッドのコンポーネントを自動生成するメニューが表示されたので、選択してみると、[デザイン]ビュー上に新たにグリッドのコンポーネントが作成された。

図32 自動生成されたグリッド
図32 自動生成されたグリッド

 CDM機能を使うと、Webサービスのデータを取り込んでマッシュアップしたり、サーバ上のデータソースと連携するのが、とても簡単になりそうだ。

新機能【2】Network Monitor

 データソースとの通信を表示するNetwork Monitor機能も追加された。ここでは、ビューだけ示しておくが、CDM機能で取り込んだり、サーバと連携した際のネットワーク上のリソースの状況が一覧で確認できるようだ。

図33 [Netowork Monitor]ビュー
図33 [Netowork Monitor]ビュー

新機能【3】Flexテーマ

 Flexのテーマ(コンポーネントのテンプレート)を適用できる機能も追加された。[Components]ビューの一番上にあるリンクをクリックすると、テーマを選択できるダイアログが現れる。1つ選択すると、[Components]ビューに選択したテーマのコンポーネントが現れ、使うことができるようになる。

図34 Flexのテーマ選択機能
図34 Flexのテーマ選択機能

 また、ほかのテーマは、インポートしたり、以下のリンクから入手できるようになっている。

 この機能は、従来のスキン機能の進化系といえるだろう。一方でCatalystは、Flexテーマとはまた別のスキン機能の進化系といえる。以降では、記者がCatalystを使ってみての感想やアドビシステムズの社員たちがCatalystについて語ったことを紹介しよう。

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 INDEX
WebとUIをつなぐトリックスター (3) 
画像とコードの触媒Flash Catalystについて語りますと
  Page1
あらためて、「Flash Catalyst」とは何か?
いままでのFlashプラットフォームの協業ワークフロー
  Page2
Flash Catalystを使ってみた
  Page3
Flex Builder 4も使ってみた
Page4
Flex Builder 4の新機能3つ
  Page5
タイムラインとレイヤを備えたFlash制作用Eclipse
スキンの進化形? FXGとは何か?

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