
いまさら聞けないリッチクライアント技術(5)
いまさら聞けない! FlashとActionScriptについて
江原顕雄
2007/10/18
編集部注:ActionScriptを使ったFlashアプリケーションの具体的な作り方について詳しく知りたい読者は、本稿と併せて連載「Flashの基礎を無料で習得! ActionScript入門」もご参照ください。
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さて、今回取り上げるテーマは「Flash」です。いままで取り上げたテーマの中で、一番なじみのある技術だと思います。
しかし、Flashは「何となく分かっている」気がするが、どんな技術が使われていて、どのような場面で活躍しているか、なかなかはっきりと説明できないという人もいることでしょう。今回はそんなモヤモヤをはっきりとさせてみましょう。
あらためて「Flash」って何か説明できますか?
「Flash」は音楽や画像データを組み合わせWebコンテンツやアニメーション、ゲームなどを作成するソフトウェア、またはそれらを使って作られたコンテンツのことを指します。
Flashはいろいろなシーンで使われています(この記事の右上に掲載されている広告もFlashですね)。具体的には、以下のようなところで使われています。
- Webコンテンツ(ページ全体、ページの一部(ボタンやメニューなど)、ほかには「スゴイFlash地図マッシュアップとRIAの御三家」参照)
- 広告
- ゲーム(FLASHの面白いゲームまとめ@wikiなど)
- 動画(Youtube、ニコニコ動画など、ほかには「北米で話題のFlash動画アプリケーションサービス」参照)
- アニメーション(蛙男商会など)
- そのほか、ブログパーツなど
こうやって整理してみると、いろいろな場面でFlashは活躍しているのがあらためて分かりますね。
「Flash」の光と影
では、なぜFlashがここまで利用されているのか? その長所について考えてみましょう。
■ 長所(1)作者の意図するデザインが可能
HTMLやCSSで表現できない斬新な表現がFlashでは可能です。また、HTMLやAjaxと違い文字や画像のサイズの指定が作者の意図どおりにできます。
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| 図1 Flashを使わずに主にHTMLやAjaxを使ったページの場合(ユーザーの環境によってページのデザインが変化する可能性がある) |
主にHTMLを使ったページでは、WebブラウザやOSによってコンテンツの見え方が違うことがありますが、Flashを利用すればユーザーの環境に左右されず正しくWebコンテンツが表示されるといえるでしょう。
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| 図2 Flashを使ったページの場合(ユーザーの環境に左右されない) |
■ 長所(2)手軽にマルチメディア化
動画や音楽といった要素を手軽に取り込むことができます。
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| 図3 さまざまなマルチメディアのデータを取り組むことができる! |
■ 長所(3)優れたインタラクティブ性
マウスやキーボードの入力をコンテンツに反映させることによって、ユーザーとのインタラクティブな関係が簡単に構築できます。
■ 長所(4)プラットフォームに依存しない
Windows、Mac OS、LinuxなどOSや環境が違ってもプラグインを導入すれば閲覧が可能です。
■ しかし、短所もある
長所としては上記の4点などが挙げられます。しかし、この長所はそのまま短所につながる部分もあります。
(1)の「文字のサイズまできっちり指定できる」は、表現する人にとってはありがたいのですが、ノートパソコンや小さな画面を使っているユーザーに大きなウィンドウを指定してくるFlashコンテンツはありがた迷惑です。
(2)のマルチメディア化も不必要な動画や音楽を取り込んだFlashはサイズが重いため読み込みに時間がかかりますし、学校や職場でWebを閲覧しているときに音楽が流れると、とても気まずい雰囲気になってしまいます。
■ 基本的に検索エンジンにヒットしないが……
また、Flash内に埋め込まれたテキストは抜き出しができないので、Webブラウザ内でのテキスト検索ができませんテキスト検索ができないということは検索エンジンにヒットしないということなので、検索エンジンを使って目的のコンテツを見つけることが難しくなります。
しかしGoogleでは、Flash内のテキストを抜き出して、検索にヒットするようになっています。また、コンテンツサイドでも、Flashにメタデータを埋め込んで検索エンジンにヒットさせる方法がありますが、HTMLよりも手間が掛かるのは間違いありません。
- 検索メタデータを埋め込むには(Adobe Flash TechNote)
- Flash と検索エンジン(Adobe サポートデータベース)
一方、「テキストが抜き出せない」特徴を生かして、簡単に文字をコピーされて困るWebサービス…… 歌詞の検索サービスや不動産情報などでは活用されているようです。
次のページでは、オンライン・サンプルを見ながら、Flashの閲覧/制作方法について解説します。
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| INDEX | ||
| いまさら聞けないリッチクライアント技術(5) いまさら聞けない! FlashとActionScriptについて |
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| Page1 あらためて「Flash」って何か説明できますか? |
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| Page2 オンライン・サンプルでFlashを体験して作ってみよう! |
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| Page3 Flashの肝「ActionScript」とは?/どうする? どうなる? 今後のFlash |
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いまさら聞けないリッチクライアント技術 バックナンバー
- 第1回 いまさら聞けないWeb2.0時代のXML入門
- 第2回 いまさら聞けないJavaScript入門
- 第3回 いまさら聞けない、“Ajax”とは何なのか?
- 第4回 いまさら聞けない“Web標準”、そしてXHTML+CSS
- 第5回 いまさら聞けない! FlashとActionScriptについて
- 第6回 “リッチクライアント”に至るまでの軌跡と現在(いま)
- 第7回 いまさら聞けないウィジェット/ガジェットで気分転換
- 第8回 いまさら聞けないActiveX&デジタル証明書入門
- 第9回 いまさら聞けないSVG、なぜ知られていないのか?
- 第10回 いまさら聞けない「マッシュアップ」超入門
- 第11回 いまさら聞けない「Webブラウザ」超入門
- 第12回 いまさら聞けない「Webブラウザ」超入門 後編
- 第13回 いまさら聞けない「SEO」で検索結果の最適化を学ぶ
- 第14回 いまさら聞けないオフラインWeb、スタンドアロン型とは
- 第15回 いまさら聞けない「Curl」入門(お菓子じゃない方)
- 第16回 開発現場のUIトラブルを解決!? 画面プロトタイプ入門
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