連載:アクセス解析結果を活かす術(4)
あなたのWebサイトが売れない理由は
「なぜ?」
安西敬介(dIG iT)
2008/10/3
アクセス解析ツールの集計結果を生かして“売れる”Webサイトにするためには、分析やテスト、そしてシナリオに基づく最適化が重要だ(編集部)
Webサイトのアクセス解析ツールを生かせているか
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本連載「アクセス解析結果を活かす術」では、Web解析をうまく利用して指標の意味を理解し、1つ1つの要素を分析しながら、Webサイトの運営戦略に役立てる方法を伝授してきました。連載第1回の「アクセス解析の結果に混乱しないための数字の読み方」では、Webサイトへのアクセス解析した結果を基に、指標の意味を理解すること、Web解析をうまく利用するために読む“数字”について説明しました。
連載第2回の「目標達成のための訪問回数とページビューの計算方法とは」では、指標の見方やKGI/KPIの組み立て方を、前回の「隠されたコンバージョンとランディングの改善ポイントを探せ」では、コンバージョンプロセスでの改善方法、そして、ランディングページでの改善方法を少し具体的に見ていきました。
最終回となる今回は、Webサイトのアクセス解析ツールを使っていくうえで、どのようなことをしていくのがよいのか、そして、シナリオを考えて分析を行う方法などをご紹介していきたいと思います。
分析を行うときに「なぜ?」を繰り返しているか
アクセス解析ツールを導入したからといって、すぐにWebサイトが売れない理由や問題点を見つけることができ、Webサイトをより良くできるわけではありません。なぜならアクセス解析ツールは、“訪問者の行動”だけを計測するからです。
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| 図1 分析のパターン |
問題点を見つけるためには、“分析”を行う必要があります。分析を行っていくに当たっては、いくつかのプロセスをたどっていくとよいでしょう。まずは、代表的な指標を大きく見ていく中で「変化」に注目することから始めます。
そして、その変化がありそうな部分を自分の目で確認し、問題点に目星を付けます。もちろん、内部に問題があれば、ここで見つかる可能性もありますが、外部に問題がある場合はここでは見つからない可能性もあります(図1)。
ここでの確認はどうしてもヒューリスティックなものになってしまいます。この部分は経験に基づく判断になってしまうため、さまざまな知識を持っていた方がより速く、そしてより的確に判断できるようになります。
ヒューリスティックな判断ができるようになるためには、下記のような4つの項目について学んでおくとよいかもしれません。
- ユーザビリティ
- IA(情報アーキテクチャ)
- インタラクションデザイン
- SEO/LPO
□ ユーザビリティ
ユーザビリティとはいわゆる「使い勝手」のことです。基本的には「より心地よく使っていただく」という考え方で、正解があるわけではないのですが、ユーザビリティの視点を身に付けることで、格段に問題点を見つけることが速くなると思います。
ユーザビリティについては、下記連載が参考になると思います。
□ IA(情報アーキテクチャ)
IA(情報アーキテクチャ)はサイトのコンテンツをどのようにグループ化して、どのように見せていくのかを考えていく分野です。IAの考え方は、サイトの構造からページ内での情報の見せ方まで多岐にわたります。同じコンテンツであっても、見せ方によって理解の幅は大きく変わります。また、ボタンのラベリングが変わっただけでもクリック率が数段に良くなる場合もあります。
IAを学ぶことは、Webサイト運営にとってもとてもプラスになると思います。
□ インタラクションデザイン
コンバージョンプロセスなどの動的に処理を行う部分では、必ずインタラクティブに訪問者とのやりとりをすることになります。以前はHTMLで表示していた部分もFlashやAjaxなどのRIA技術の発達により、さまざまなインタラクションを提供するようになっています。
こういったより良い提示方法を知ることで、より分かりやすいユーザビリティの高いサイトを提供できるようになると思います。インタラクションデザインについては、下記連載が参考になると思います。
□ SEO/LPO
SEO/LPOについては、サイトの一部的な技術や考え方になってしまいますが、それぞれの部分についてユーザビリティや技術などを含め、さまざまな情報が体系化されてきています。こういったものをうまく吸収しておくことで、問題点を見つけ出すに当たって速く、そして的確な判断ができるようになるでしょう。
SEOについては、下記記事が参考になると思います。
| いまさら聞けない「SEO」で検索結果の優位性を学ぶ いまさら聞けないリッチクライアント技術(13) 検索エンジンで結果が上位に表示されることの優位性と最適化の方法論、具体的なTipsをおさらいしましょう 「リッチクライアント & 帳票」フ ォーラム 2008/6/18 |
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| スタートアップが押さえておくべきSEOの極意、6カ条 人間に見やすく、ロボットにも好まれるサイト作りを これからスタートするWebサイトが押さえておくべきSEO6カ条。SEOで成功したフォートラベルの山路氏が伝授する |
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LPOについては、連載第3回記事の「ランディングページでのTips」の章が参考になると思います。
□ 「変化」を「仮説」に
このような形でさまざまなWeb技術を学んでおくことで、よりヒューリスティックな判断ができるようになるでしょう。
実際に問題点らしきものが見つかり、それが内部である可能性が高い場合、その自分が感じた問題点をさらにアクセス解析ツールで確認していく作業を行います。あまり目立った問題点が見つからない場合は、ブログ検索やリファラーなどを確認し、外部の情報に目を付けるようにします。
このようなフェイズを繰り返して、あやふやだった「変化」をツールを使いながら深掘りしていきます。ある程度のさまざまな角度から検証をしていくと、最初に見つけた「変化」を「仮説」としてとらえることができるようになります。
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| INDEX | ||
| 連載:アクセス解析結果を活かす術(4) | ||
| Page1 Webサイトのアクセス解析ツールを生かせているか 分析を行うときに「なぜ?」を繰り返しているか ユーザビリティ IA(情報アーキテクチャ) インタラクションデザイン SEO/LPO |
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| Page2 非常に重要な、“テスト”をしているか A/Bテスト 多変量解析テスト Googleのツールがある “シナリオ”を活用した検証と最適化をしているか 【ステップ1】サイトを検証し、訪問者の行動を分析する 【ステップ2】対象セグメントを設定し、目標を設定する 【ステップ3】目標までのシナリオを設定しサイト構造を作る 【ステップ4】シナリオをアクセス解析ツールで検証する 【ステップ5】シナリオにフィードバックする “売れる”Webサイト構築に役立てば幸い |
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- 第1回 アクセス解析の結果に混乱しないための数字の読み方
- 第2回 目標達成の訪問回数とページビューの計算方法とは
- 第3回 コンバージョンとランディングの改善ポイントを探せ
- 最終回 あなたのWebサイトが売れない理由は「なぜ?」
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