第3回
デスクトップアプリを変えるAdobe AIR 2の新機能15選
ティルフィン合同会社
高橋 俊光
2010/7/20
Adobe CS5の新しい中核を担うFlex 4のフレームワーク。ワークフローを初めRIA開発現場がどう変わるかを、Flash Builder 4やFlash Catalyst、Adobe AIR 2などの技術・ツール・フレームワークなどの機能を紹介しながら解説する連載(編集部)
Adobe AIR 2、そして、Flex 4.1/Flash Builder 4.0.1
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Adobe AIR(以下、AIR)はWindowsやMac OS X、Linux、そしてAndroid(今年中の予定)までマルチプラットフォームで動作するアプリケーションのランタイムです。
AIRはFlashベースおよびAjaxベースでアプリケーションを構築できるSDKも併せて提供されています。またFlexによる開発が、Flash PlayerによるWebブラウザベースからスタンドアロンアプリケーションへ対象が広がり、さらに実現できる機能が増えます。Adobe AIRについては、以下の記事もご参照ください。
その最新版のAIR 2の正式版が6月11日リリースされました(参考:Adobe、「Flash Player 10.1」と「AIR 2」の正式版をリリース)。
□ AIR 2の新機能をテーマごとに紹介
Flash Player 10.1をベースに、大幅に機能拡張が行われたため、さまざまなアプリケーションが作れるようになりました。本稿では、下記のAIR 2.0の主な新機能をテーマごとに説明していきます(下記リストはインデックスになっています)。
さらに多くの新機能の中から、【12】のUDPを使ったブロードキャストによる簡単なメッセンジャーをサンプルアプリとして作ってみたいと思います。
□ Flex 4.1とFlash Builder 4.0.1もリリース
また6月30日に、Flash Player 10.1とAIR 2.0用にFlex 4.1とFlash Builder 4.0.1が併せてリリースされました。先にリリースされたFlex 4とFlash Builder 4をお使いの方は、アップデートが推奨されています。
特に、Flash Builder 4のEclipseプラグイン版は、スタンドアロン版と違い、アップデータがありません。すでにある4版プラグインをアンインストールして、4.0.1版プラグインをダウンロードして再度インストールする必要があるようです(参考:Flex SDK 4.1 と Flash Builder 4.0.1 公開)。ご注意ください。
Web用レンダリングエンジン「WebKit」の強化
□ 【1】HTML5/CSS3対応
Safari(バージョン 4.0.3)と同等のWebKit(バージョン531.9)が同梱されました。これにより、HTML5/CSS3対応が進んでいます。
デスクトップ・iPad共通アプリをHTML5で作成して、PC向けにはAIRでラップして提供することで実行エンジンの差異を気にせず配布するといったことも考えられます。
□ 【2】JavaScript処理の高速化
JavaScriptコードの実行速度は、エンジンの「SquirrelFish Extreme」がアップデートしたことで、50%高速化されたようです。
【3】グローバルエラーハンドラ機能
グローバルエラーハンドラ機能によって、キャッチされないエラーが発生した場合でも、それを捕捉できるようになりました。これにより、予期せぬエラーが発生時に、アラート表示やログに書き出すといった処理が実装可能です。
この機能はFlash Player 10.1でもサポートされます。
WindowedApplication(下記の例では、app)のインスタンスに対してapplicationCompleteイベントでloaderInfoが参照できるようになるため、このタイミングでUncaughtErrorEventのUNCAUGHT_ERRORイベントを捕捉するようにします。
app.addEventListener(FlexEvent.APPLICATION_COMPLETE, applicationCompleteHandler);
private function applicationCompleteHandler(event:FlexEvent):void
{
WindowedApplication(event.target).loaderInfo.uncaughtErrorEvents.addEventListener(UncaughtErrorEvent.UNCAUGHT_ERROR, unCaughtErrorHandler);
}
private function unCaughtErrorHandler(event:UncaughtErrorEvent):void
{
Alert.show(event.toString(), "Error");
}
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| INDEX | ||
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