Windows HotFix Briefings
(2004年8月27日版)

―― 修正プログラム適用に関する問題点、不具合情報の隔週レポート ――

DA Lab Windowsセキュリティ
2004/08/27

このHotFix Briefingsでは、HotFixの公開後に明らかになった問題点、不具合などの情報を隔週でまとめてお届けします。
 
[更新プログラム情報]
Exchange 2000 Server向けロールアップ・プログラムが公開

情報の内容 Exchange 2000 Server向け更新プログラムの公開
情報ソース 情報ソース
報告日 2004/08/25
対象環境 Exchange 2000 Server + Service Pack 3

 マイクロソフトは、同社のコラボレーション・ソフトウェアであるExchange 2000 Server Service Pack 3(以下SP3)以降に公開された修正プログラムをひとまとめにしたロールアップ・プログラムを公開した。このようなロールアップ・プログラムはSP3のリリース(2002年3月リリース)以後、すでに何度か公開されているが、最新のものをインストールしておけば、以前のロールアップ・プログラムをインストールする必要はない。

 このロールアップ・プログラムでは、過去の70種類を超える修正がまとめられているのに加え、「インフォメーション・ストアが不規則にクラッシュする」「アクセスが制限されている配布リストに、外部の電子メール・アカウントから電子メール・メッセージを送信できる」などの重大な問題が解消される。Exchange 2000 Serverを利用している場合は、早期に適用準備を開始すべきだろう。

 
[不具合情報]
BITS 2.0で一部のバックアップ・ソフトが不具合を起こす

情報の内容 BITSのバージョンアップで既存のバックアップ・ソフトが不具合発生
情報ソース マイクロソフト
報告日 2004/08/15
対象環境 Windows XP

 BITS(Background Intelligent Transfer Service)は、利用可能なネットワーク帯域を考慮したファイルのバックグラウンド転送を可能にするなど、効率的なダウンロードを実現するシステム・コンポーネントである。BITS 2.0は、先ごろ公開されたBITSコンポーネントの新版で、従来版に加えて、ファイルの範囲指定によるダウンロード・サポート(変更されたファイル部分しかダウンロードしない、もしくは通信障害などで転送が中断した場合に、残りの範囲だけをダウンロードし、無駄な再転送を抑える)、SMBサポート、帯域制限機能、フォアグラウンドでの同時ファイル転送機能などが追加されている。

 しかしこのBITS 2.0には不具合があり、これをWindows XPに追加インストールすると、BITS 2.0がほかのバックアップ・ソフトも参照するレジストリ・キーを書き換えてしまい、バックアップ・ソフトのファイルの排他機能が障害を起こすことが明らかになった。

 この問題を修正するプログラムがマイクロソフトから公開されている。

 また、この更新を含んだBITS 2.0/WinHTTP 5.1用の更新プログラムも公開された。

 分かりにくいのだが、調べたところでは、BITS 2.0の上記の不具合(MSKB 883357)の修正を包含したBITS 2.0/WinHTTP 5.1更新プログラムのようだ。

 バックアップ・ソフトが不具合を発生している場合は、このBITS 2.0の不具合を疑ってみる必要があるかもしれない。

 
[不具合情報]
Outlook Express 6でBCCアドレスが相手に送信されてしまう

情報の内容 OL 6でBCCアドレスが送信されてしまう不具合
情報ソース マイクロソフト
報告日 2004/08/24
対象環境 Outlook Express 6

 セキュリティ・ベンダSecuniaのレポートによれば、Outlook Express 6のメール分割送信機能に不具合 があり、メールの分割送信を指定している場合、BCCに指定したアドレス(本来は相手には送信されないアドレス)が相手に送られてしまう。メールの分割送信機能とは、送信するメールをある一定サイズ以下になるように自動的に分割して送信する機能であり、数百キロバイトとか数メガバイトといった巨大な添付ファイルを送信する場合に利用することができる。具体的な利用方法についてはWindows TIPS「大きなサイズのファイルを分割して送受信する」を参照していただきたい。DA Labで実際に試したところ、受信したメール(分割されたメールのうち、最初の1通)のヘッダ部分にBCC:の項目が存在し、そこにユーザーが入力したメール・アドレスがそのまま記述されていた(ただし分割したメールをデコードしたものには、BCC:の項目は含まれていないようである)。

Windows TIPS「大きなサイズのファイルを分割して送受信する」
Windows TIPS「メールのBccフィールドを活用する」

 メールの分割送信はあまり使用しない機能(デフォルトでは使用しない設定)なので、実害はそれほどないと考えられるが、注意は必要だろう。特に、BCC機能を使って多数の顧客向けに同報メッセージを送信している場合などは注意した方がよい。修正プログラムは提供されているが、現時点では電話でマイクロソフトに問い合わせる必要がある。

 
[修正プログラム情報]
MS04-024の適用で発生するショートカットの不具合に対応する修正プログラム

情報の内容 MS04-024の不具合を修正するプログラム
情報ソース マイクロソフト
報告日 2004/08/13
対象環境 Windows NT 4.0

 Windows NT 4.0にMS04-024(Windows シェルの脆弱性により、リモートでコードが実行される)の修正プログラムを適用すると、すべてではないが一部でショートカットが機能しなくなるという不具合を解消する修正プログラムが公開された。

Windows HotFix Briefings(2004/07/21版)

 詳細は以下のサポート技術情報を参照のこと。

 
そのほかの不具合情報、追加情報
 
 Windows HotFix Briefings

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