| 情報の内容 |
管理者向けXP SP2情報
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| 情報ソース |
マイクロソフト |
| 報告日 |
− |
| 対象環境 |
Windows XP |
このように、XP SP2は大々的に公開された。システム管理者は、既存システムとXP SP2の互換性テスト、XP SP2適用による不具合情報などを参照しながら自社の展開計画を練ることになるだろう。ここでは、XP
SP2関連としてマイクロソフトが提供しているツールや、すでに明らかになっている不具合情報などをまとめておく。
XP SP2の自動更新、Windows Updateでの適用を一時保留にするツール
XP SP2の適用を集中管理したい管理者は、各クライアントが独自の判断でXP SP2を適用できないようにしたいと考えるだろう。このような管理者向けにマイクロソフトは、自動更新とWindows
UpdateでのXP SP2適用を一定期間保留にするためのツールを提供している。
このツールには、グループ・ポリシーーで自動更新機能を集中的に管理するためのテンプレート・ファイル、グループ・ポリシーが使えないコンピュータ向けの保留/許可制御用コマンドなどが収録されている。これらを利用すると、クライアント・コンピュータの「HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate」というレジストリ・キーに「DoNotAllowXPSP2」という値が作成され、その値が「1」にセットされる。自動更新プログラムやWindows
Updateコンポーネントはこの値をチェックし、「DoNotAllowXPSP2」が「1」で、かつマイクロソフトが設定した一定期間内なら、自動更新での適用処理やWindows
UpdateでのXP SP2の表示を行わないというものである。
当初マイクロソフトは、この保留期間を120日間としており、これが過ぎたら自動更新などで適用が開始されるとしていた。しかし先ごろ米Microsoftは、この保留期間を240日間に倍増させ、2005年4月12日まで適用されないようにしたと発表した。以下のページの真ん中あたりに説明がある。
原稿執筆時点(2004年9月9日時点)で日本語ページでの表記はまだ120日間のままだが、こちらもやがて240日に変更されるものと思われる。
ただしこの方法が有効なのは、自動更新とWindows Updateによる適用だけで、前述した無償配布CDなどによるインストールは阻止できないので注意が必要だ。無償CDはかなり大々的に配布されるので、エンド・ユーザーがうっかりCDをセットしてインストールしてしまう可能性も否定できないだろう。これについては、告知などを徹底するしかなさそうだ。
XP SP2の自動更新/Windows Updateを一時保留にするVBScript
上記のとおり、自動更新/Windows Updateの一時保留は、レジストリの値を設定するだけのことだ。米Microsoftは、VBScriptを利用して、指定した複数のコンピュータのレジストリ値を変更するスクリプトを公開している。グループ・ポリシーが利用できない場合はこのスクリプトを使ってもよいだろう(残念ながら日本語の解説ページはないようだ)。
XP SP2適用済みWindows XP CDの作成
XP SP2をいったん適用したら、以後はXP SP2を適用したWindows XPのインストールCDイメージが必要になる。例えば次のようなケースである。
こうした問題を回避するには、XP SP2適用済みWindows XP CDを作っておくとよい。これについては以下のページが参考になる。
なお、Windows XPのインストールCDからブート・コードを取り出してコピーすれば、起動可能なXP SP2適用済みWindows XP CDができる。しかしこれについては、ブート用コードを取り出すところがライセンス的にグレーとのことで、マイクロソフトの正式な情報はない。しかし米国などでは、特に制限されることなく情報が開示されている。このあたりの顛末と米国情報ページ詳細は以下の掲示板スレッドにまとまっている。
XP SP2を削除する方法
いったんXP SP2を適用したものの、重大な不具合が発生し、回避方法が見つからなければ、XP SP2を削除する必要がある。この方法について、マイクロソフトはサポート情報を提供している。
XP SP2適用による障害情報
以下では、XP SP2の適用によって発生する不具合のうち、すでに明らかになっているものをまとめる。なお、すでに本サイトで公開した関連記事についても併せて参照されたい。この関連記事でもご紹介したとおり、主にWindowsファイアウォールに関連して不具合を発生するアプリケーションのリストをマイクロソフトが公開している。
■Samba 2.2.10以前、3.0.6未満のサーバがXP SP2で落ちる
Linuxにインストールすることで、Windowsクライアント向けのファイル共有/プリンタ共有サービスを提供可能にするSambaが、XP SP2クライアントからアクセスされると異常終了してしまうという不具合が報告されている。
この障害は、Samba 2.2.10以前、3.0.6未満の場合に発生するとのことだ。すでにこの問題を修正した新版が提供されているので、そちらを入手して利用すればよい。
■XP SP2に関連するベンダ情報
PCハードウェア/ソフトウェア・各ベンダは、XP SP2と自社製品の互換性に関する情報をまとめたページを公開している。ケースによっては重大な障害も発生しているので、以下のマイクロソフトのページ、ユーザー・コミュニティのページを参照して、対象製品を利用していないかどうかを確認する必要があるだろう。
■そのほかの不具合情報
マイクロソフトが公開している現時点での主要な不具合情報は以下のとおり。あまりに多数の不具合が存在することと、新たな情報が次々と公開されていることから、ここですべてを紹介するのは困難である。最新動向については、前述したユーザー・コミュニティの次のスレッドなどを参照されたい。
XP SP2では、Bluetoothの仕様に変更が加わっているため、東芝のノートPCの一部などで障害が発生している。また、Bluetoothを利用したワイヤレス・キーボード/マウスも接続できないものが存在するようだ。
以下、このほかの主要な障害情報をいくつかピックアップしておく。
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