セキュリティ・ホールの概要と影響度
データの暗号化などを行う「CAPICOM(Cryptographic API Component Object Model)」に、入力値の検証を十分に行わない脆弱性が存在する。CAPICOM.Certificates ActiveXコントロール(CAPICOM.DLL)に対して細工されたパラメータを渡されると、任意のコードが実行される可能性がある。
対象プラットフォーム
今回修正プログラムが提供される環境は以下のとおりである。
| 影響を受けるソフトウェア |
対象プラットフォーム |
| CAPICOM |
CAPICOM、Platform SDK Redistributable : CAPICOM、BizTalk Server 2004 SP1/SP2、CAPICOM 2.1.0.1以前を含むアプリケーションなど |
適用に関する注意点
■CAPICOM.DLLはサードパーティ製アプリケーションとインストールされることがある
CAPICOMはデータの暗号化などを行うコンポーネントである。Windows OSにはデフォルトでは含まれていないが、サードパーティ製のソフトウェアとともにインストールされている可能性がある(例えばNorton Internet Security 2007で利用されている)。
■適用にはWindows Installer 3.1が必要
Windows 2000 SP4で、MS07-028の修正プログラムを適用するには、事前にWindows Installer 3.1(本来は3.0以降だが、3.1が望ましい)をインストールしておく必要がある。Windows XP SP2とWindows Server 2003 SP1/R2/SP2は、デフォルトでWindows Installer 3.1がインストールされているので、そのまま適用可能である。
■MS07-028の修正プログラムを適用しても古いCAPICON.DLLは削除されない
MS07-028の修正プログラムでは、脆弱性が存在するDLLを置き換えずに、更新されたCAPICOM.DLLの情報をコンピュータに登録し、古いCAPICOM.DLLを使用しないように設定している。そのため、検索を行うとバージョンの異なる複数のCAPICOM.DLLが見つかることがある。ファイルのバージョンが2.1.0.2以降であれば、脆弱性は解消されている。
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