| 最大深刻度 |
重要 |
| 報告日 |
2005/1/12 |
| MS Security# |
MS05-003 |
| MSKB# |
871250 |
| 対象環境 |
Windows 2000/Windows XP/Windows Server 2003 |
| 再起動 |
必要 |
セキュリティ・ホールの概要と影響度
Windows 2000以降のWindows OSに標準搭載されているインデックス・サービスに未チェック・バッファの脆弱性があり、細工された特別な検索文字列を利用すると、攻撃者によるリモート・コード実行が可能になる。インデックス・サービスは、データをインデックス化して高速なデータ検索を可能にするシステム・サービスである。当初はIISでのWeb検索向けに開発されたが、現在ではIISによる仮想Webサイト向けの検索サービスだけでなく、通常のファイル・システム向けとしてもインデックスを利用した検索サービスが利用可能になっている。
ただしデフォルトでは、インデックス・サービスは有効化されない。有効化するにはユーザーないし管理者の明示的な操作が必要である。マイクロソフトは、インデックス・サービスを有効化していないコンピュータは、「問題の影響を受けないと思われる」と述べている(断定していない点には注意が必要だろう)。
この脆弱性の影響が最も懸念されるのは、IISを利用してインターネット向けにWebサイトを公開しているシステムで、インデックス・サービスを利用したサイト検索機能を不特定多数のユーザーに公開しているケースだ。このように、IISによるWebベースの検索クエリ・インターフェイスをインデックス・サービスに対して有効化している場合は、インターネット経由で攻撃者からこの脆弱性を攻撃される危険がある。
インターネット向けのWebベースの検索クエリ・インターフェイスを有効化していなくても、インデックス・サービス自体を有効化している場合には、認証されたローカル・ユーザー(匿名インターネット・ユーザーではない)が今回の脆弱性を権限の昇格に悪用する危険性がある。
最大深刻度は「重要」とされているが、最悪の場合はリモート・コード実行を可能にする重大な脆弱性である。前述したとおり、インターネット向けのWebサーバとしてWindowsを利用している場合には、一刻も早く今回の修正プログラムを適用すべきだ。
どうしても早期の修正プログラム適用が不可能なら、当面の回避策として、マイクロソフトが公開した以下のサポート技術情報に従い、検索用のクエリ文字列を60文字未満に制限しよう。今回の脆弱性を悪用する攻撃には60文字以上の検索クエリ文字列が必要なので、それを回避するためだ。一般的なWebサイト検索であれば、検索文字列を60文字未満に設定しても大きな問題はないはずだ。
なおWindows 2000については、今回の脆弱性の影響は直接受けないのだが、今回提供された修正プログラムでは、問題となっている脆弱性の解消に加え“Microsoft.ISAdm.1”と呼ばれるインデックス・サービスの管理用オブジェクトが更新されてセキュリティ機能が強化されたとしている。こちらはWindows
2000にも関係するので、Windows 2000のユーザーであっても、MS05-003の修正プログラムを適用することをマイクロソフトは推奨している。
対象プラットフォーム
今回修正プログラムが提供される環境は以下のとおりである。修正プログラムの適用には、表中の「対象プラットフォーム」にあるService Packの事前適用が必要である。
| 影響を受けるソフトウェア |
対象プラットフォーム |
| Windows 2000 |
Windows 2000 SP3/SP4 |
| Windows XP |
Windows XP SP1/SP1a |
| Windows Server 2003 |
Windows Server 2003 |
|