【2/17】今年は「濃厚」技術トーク!@ITメールセミナー スラッシュドット    はてなブックマーク  Yahoo!ブックマークに登録  印刷
 
 

連載

基礎から学ぶWindowsネットワーク
―― Windowsネットワーク管理者への道 ――

第14回 信頼性のある通信を実現するTCPプロトコル(その1)

デジタルアドバンテージ
2003/12/25


基礎から学ぶWindowsネットワーク
ユーザーから見たWindowsネットワークとその舞台裏
 ・・・
ファイル共有プロトコルSMB/CIFS(その1)
ファイル共有プロトコルSMB/CIFS(その2)
ファイル共有プロトコルSMB/CIFS(その3)
コンピュータの一覧を管理するブラウザ・サービス
 

 前回はUDPについて解説した。これはIPプロトコルの機能をほぼそのまま利用した、データグラム指向の通信を実現するプロトコルであった。今回からは、TCP/IPプロトコルの核ともいえる、TCP(Transmission Control Protocol)について解説する。

 TCPは、信頼性のある双方向のストリーム型(コネクション指向)通信を実現するためのプロトコルである。下位層にあるIPプロトコルは、信頼性のないデータグラム型の通信プロトコルなので、信頼性のある通信路を実現するためには、さまざまな工夫が必要となる。すでに何度か説明しているように「信頼性のない」とは、パケットの到達が必ずしも保証されないとか、到着順序が入れ替わる場合がある、パケットが消失したりしても再送処理などが行われない、などを意味している。このようなパケットをベースにして、TCPでは、信頼性のあるストリーム型の通信機能やフロー制御、ウィンドウ制御による効率的なネットワーク帯域幅の活用などを実現している。

 TCPが提供する通信モデルを図にすると次のようになる。アプリケーションとは、TCPを利用するユーザーのプログラムであり、Webサーバやファイル・サーバ、Webブラウザ、メール・クライアントなど、さまざまなものがある。TCPは、これら2つのアプリケーションの間に、信頼性のある双方向の通信路を実現する。通信路の一方から送信したデータは、送信された順番通りに、重複や欠落、エラーなどがなく、必ず相手のアプリケーションにまで届くことが保証される。この通信路は双方向に利用でき、いずれの方向からデータを送信しても相手に届けられる。またネットワークの構造や媒体、帯域幅、遅延時間などに依存せず、どのような構成でも同じように利用できることが保証されている。

TCPの通信モデル
TCPでは、2つのアプリケーション間で、信頼性のある双方向のストリーム型通信路を実現する。下位のIP層の機能を活用してコンピュータ間での通信を行い、その上に信頼性のある通信を実現するためのさまざまな工夫を凝らしている。IP層では通信相手を識別するために「IPアドレス」を利用しているが、TCP層では、同一コンピュータ上で動作する複数のアプリケーションを区別するために「ポート」という番号を利用している。


 INDEX
  [連載]基礎から学ぶWindowsネットワーク
第14回 信頼性のある通信を実現するTCPプロトコル(その1)
    1.信頼性のある通信を実現するための仕組み
    2.シーケンス番号とウィンドウ制御

 連載

ホワイトペーパーTechTargetジャパン

Windows Server Insider フォーラム 新着記事

@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

RSSフィード

スキルアップ/キャリアアップ(JOB@IT)

- PR -
- PR -

お勧め求人情報

キャリアアップ 〜JOB@IT
@IT Special -PR-
  企業の仮想化に足りない“発想”とは?
仮想化運用管理のキモは意外なところに!

New!
  操作もマニュアルも分かりやすい!
ユーザー視点で開発されたPC管理ツール

New!
  仮想化すればコストは削減できるか?
仮想化に必要な「3つの視点」を解説する

  セキュリティを知り尽くす上野氏が登壇!
@ITメールソリューションLive! in Tokyo

  運用管理の課題を“2つの観点”から分析
ユーザー満足度の高い「仮想環境」とは?

  世界に通用するストレージの作り方とは?
製品に込めた思いを富士通の開発者に聞く

  OSSで手間も時間も、障害も減った――
「マピオンの事例」オープンソース活用法

  「ノートPCの持ち出し禁止」で大丈夫?
情報漏えいを防ぐ管理手法とインフラは?

  1日の処理を1秒に――MySQLの達人が語る
「コスト削減」できるチューニング

  ドキュメント作成を自動化して、SEの作業
効率を大幅アップ! Visio 2007の魅力

  急速に広がるHyper-Vでのサーバ仮想化
そのベストプラクティスをデルが解説

  @IT主催セミナーで語られた、「担当者に
求められるセキュリティ対策」をレポート

  @IT「Windows 7」 特設サイトオープン!
最新情報・移行ノウハウを公開しています