運用
Microsoft Data Protection Manager 2006 第2回

4.ディスク領域の割り当て

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2005/12/01

 DPM 2006で使用するディスク領域は、保護グループの作成時にウィザードでサイズを指定するが、ユーザーの要求に応じて後でカスタマイズすることもできる。保護する対象のボリューム・サイズを変更したり、より多くのシャドウ・コピー・セットを保存するためには、管理者がそのサイズを変更する必要がある。ここではその設定変更の方法と、サイズの制限について見ておこう。

 ディスク領域の割り当てサイズを変更するには、DPM 2006の管理コンソールを起動し、[保護]タブを選択後、設定を変更したい保護グループを選択する。

ディスクの割り当て状態
保護グループに含まれるボリューム・サイズが増えた場合は、ディスクの割り当てサイズを拡大する。
  ディスクの割り当て状態の確認/変更はこのタブで行う。
  対象の保護グループを選択する。
  保護スケジュールの変更。
  ディスク割り当てサイズを変更するにはこれをクリックする。

 保護グループを選択すると右側の[操作]メニューにある[ディスク割り当ての変更]メニューが有効になるので、これをクリックする。すると次のようなダイアログが表示される。

ディスクの割り当てサイズの確認と変更
割り当てサイズを拡大/縮小することができる。ただしレプリカやシャドウ・コピーのための領域は減らすことはできない。
  対象となるボリューム。
  ボリューム上の使用中のデータ・サイズ。
  割り当てられたサイズ。
  レプリカやシャドウ・コピーのために追加したいサイズ。増やすことのみ可能。
  これをクリックすると、いくら増やすかを設定できる。
  追加するサイズの合計。
  追加後の空き領域サイズ。

 各ボリュームの右端にある[変更]をクリックすると次の[詳細割り当て]ダイアログが表示されるので、ここで追加割り当てを行う。

ここで新しい領域のサイズを入力する
転送ログの容量は自分では変えられない。同期ログのサイズに応じて拡大される。
  同期で使用されるレプリカ領域のためのサイズ。
  シャドウ・コピー領域のためのサイズ。
  転送ログのサイズ。DPM 2006が自動手金イ設定し、ユーザは変更できない。
  レプリカ用の追加領域。減らすことはできない。
  シャドウ・コピー用の追加領域。減らすことはできない。
  同期ログのサイズ。増やすことも減らすこともできる。

 それぞれの領域として使用できるサイズの制限は以下のとおりである。

領域 用途 最小サイズ(いずれか大きい方) サイズ変更の制限
レプリカ 元のボリュームのレプリカ(複製) 保護するデータの1.5倍、または、保護する領域のサイズのうち、小さい方
1.5Gbytes
増やせるが、減らせない
シャドウ・コピー コピーしたデータのシャドウ・コピー(レプリカの過去のバージョン) 550Mbytes
レプリカ領域の20%
増やせるが、減らせない
同期ログ 前回の同期後に変更されたデータのログ。これにより差分データのみの転送が可能になる 保護するデータのサイズの10%
500Mbytes
増減とも可
転送ログ レプリカの保留中の変更のログ。ファイル・サーバから転送され、まだレプリカに反映されていない同期ログの変更 同期ログの1.4 倍
700Mbytes
変更不可(自動的に設定される)
ディスク領域の種別とサイズ制限

 上記のダイアログで領域サイズを変更(増加)させると、次のように、ボリューム(シンプル・ボリューム)が拡張される。

拡張されたされたボリューム・サイズ
割り当てサイズを拡張すると、NTFSのダイナミック・ボリューム機能によって、既存のボリューム・サイズが拡張される。
  DPM 2006用ディスク。ダイナミック・ディスク・タイプなので、このディスク内のボリュームは自由にサイズを変更(増加)させることができる。
  オリジナルの保護グループ用ボリューム1。レプリカとシャドウ・コピーの保存用。
  オリジナルの保護グループ用ボリューム2。転送ログ保存用。
  拡張された保護グループ用ボリューム。に追加したところ。
  拡張された保護グループ用ボリューム。にさらに追加したところ。

 今回は、ファイル・サーバ上の共有フォルダを実際に保護する(同期させる)ための手順や、同期/シャドウ・コピーの作成スケジュール、保護グループのためのディスク領域の設定について解説した。次回(最終回)は、DPM 2006を使って実際にファイルを復旧させるための手順や、監視機能、レポート機能などについて解説する。End of Article


 INDEX
  [運用]Microsoft Data Protection Manager 2006
  第2回 DPM 2006の保護オプションとスケジュール設定
    1.保護グループの作成(1)
    2.保護グループの作成(2)
    3.保護オプション
  4.ディスク領域の割り当て
 
 運用

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