運用

Windows Server Update Services(前編)

― 機能を大幅に強化した企業向け無償パッチ管理ソフトの最新版 ―

デジタルアドバンテージ 小川 誉久
2005/06/30


 新たに発見されたセキュリティ・ホールを解消するための更新プログラム(=パッチ)が次々と公開されている。セキュリティ・ホールはシステムの欠陥であり、攻撃によってウイルスワームに感染したり、システム破壊や情報漏えいなどのトラブルにつながったりする危険がある。情報セキュリティへの関心の高まりから、暗号化や署名技術など、高度なセキュリティ技術が次々と開発されているが、それらはいずれも、土台となるコンピュータが正常かつ安全に稼働することを大前提としている。いくら強力な暗号化を行ったところで、それを解読するための鍵が、セキュリティ・ホールのせいで、たやすく盗めるのでは意味がない。従ってシステムのセキュリティ・ホールを解消するパッチ管理は、コンピュータ・セキュリティ管理の第一歩である。

 マイクロソフトは、無償版の企業向けパッチ管理ソフトウェアであるSoftware Update Services(SUS)の後継となるWindows Server Update Services(WSUS)を2005年6月6日に発表した。この新しいWSUSでは、前版のSUSで不足していた機能、使いづらかった点が大幅に改善されている。

Windows Server Update Services(WSUS)
SUSの後継として発表されたWSUS。Officeパッチ対応やレポート機能の拡充、グループ管理機能など、SUSで不足ないし不満だった機能が大幅に強化されている。

 本稿は、これからWSUSを利用して企業のパッチ管理を始めようとしている管理者、すでにSUSを利用している管理者を対象に、WSUSの基本的な仕組みと機能概要、前版であるSUSからの機能強化点などを解説する。

 

 INDEX
[運用]Windows Server Update Services(前編)
    1.マイクロソフトが提供するパッチ管理サービスの種類と特徴
    2.WSUSの新機能、機能強化点
 
  [運用]Windows Server Update Services(後編)
    1.WSUSの基本機能
    2.グループ管理機能
    3.クライアントからのアクセス周期と期日指定インストール
    4.パッチを適用しない「検出のみ」機能
    5.レポート機能
    6.同期オプションとアンインストール機能
    7.WSUSサーバのチェーン化とWSUSの注意点
 
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