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移行したくないなら、移行する必要はない。ただし、Windows
2000ではWindows NTドメインは構築できない。つまり「Active Directoryへ移行しない」というのは「Windows NTを使い続ける」という意味と等価である。現在でもWindows
NTのサポートはかなり縮小されているが、そのうちセキュリティ・パッチすら提供されなくなるだろう。もちろん、Windows
NTへの機能強化も行われない。つまり、以下のような条件にすべて当てはまる場合に限りActive Directoryに移行する必要はない。
■OSのセキュリティ機能が不要な場合
全社員が十分に信頼でき、外部からウイルスが混入する心配がなく、すべてのアプリケーションにセキュリティ上の問題が一切ない場合はWindows NTを使い続けてもよい。
■Active Directoryの新機能が不要な場合
可用性や拡張性を向上させる必要がなく、管理者の負担を減らす必要もない場合は、Windows NTドメインで運用を継続してもよい。
■マイクロソフト社の新しいサーバ製品を使わない場合
マイクロソフトから今後発売されるサーバ製品の多くはActive Directoryが前提となる。しかし、Exchange 2000を始め、新しいサーバ製品を使う必要がなければWindows 2000へ移行する必要はない。
■ハードウェアへの投資を行わない場合
今後、Windows NT用のデバイス・ドライバは徐々に入手が困難になる。安定してWindows NTを動作させるためには新しいハードウェアを使わない方がよい。
すべての質問のYESと答えた方はいらっしゃるだろうか。もしいらっしゃったら、あなたの会社ではサーバ製品にWindowsを使う必然性はないだろう。Windows 2000の(そして、PCの)利点は、常に進化し続けることである。その必要がないのであれば、Windowsにこだわる理由はないかもしれない。ただし、進化の激しいIT業界で、進化の遅いOSを使うことが何を意味するのかは検討すべきだろう。
移行時期の選定
Windowsをサーバとして使う場合、Active Directoryへの移行は必然であり、避けることはできない。しかし、移行時期については検討の余地がある。
Windows NT Workstation 4.0はサポートが終了しているが、Windows NT Server 4.0は(契約形態にもよるが)サポート期間が若干残っている。この間に十分な準備を行いたい。
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| Windows NT 4.0のサポート・スケジュール |
| すでに現時点(2002年9月現在)で、Windows NT 4.0のパッケージ販売は終了している。以後、サポート・サービスなどが順次終了される。 |
Active DirectoryはDNSドメインを前提としている上、ドメイン名やドメイン・コントローラのコンピュータ名の変更は非常に困難である。全社的に使用するドメイン名が決まらない段階でActive Directoryを導入すると、将来、ドメイン名を変更するときにかなりのコストがかかる。場合によっては新規導入以上の手間がかかるので注意したい。
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