特集 インターネット「常時」接続計画

第6回 DNSサーバの設定と確認

1.DNSサーバの管理

デジタルアドバンテージ
2002/03/06


 前回は、DNSサーバを導入する下準備として、Windows 2000 Serverマシンのセキュリティ設定を行ったので、今回はいよいよDNS Serverの設定を行うことにする。

 DNSサーバを管理するには、[スタート]メニューの[プログラム]−[管理ツール]に登録されている「DNS」ツールを起動する。デフォルトでは、ローカル・マシン上のDNSサービスに接続されているはずであるが、そうでなければ[接続]メニューの[コンピュータに接続]を使って、ローカルのDNSサービスに接続すればよい。

DNSサーバのセキュリティ設定

 ゾーンを定義する前に、まずDNSサーバに対するセキュリティ設定を行っておこう。マイクロソフトのサポート技術情報「DNS キャッシュ破壊の防止策」によると、デフォルト状態のままのDNSサーバでは、DNSスプーフィング(DNSの詐称)攻撃によってキャッシュのデータが破壊されるという可能性がある。これを防ぐには、以下のようにDNSサーバの詳細設定(DNSサーバ名を右クリックして[プロパティ]を選択し、[詳細設定]タブを選ぶ)で、[サーバー オプション]にある[Pollutionに対してセキュリティでキャッシュを保護する]をチェックしておく。

DNSサーバのセキュリティ設定
デフォルト設定のDNSサーバでは、DNSのスプーフィング(詐称)攻撃によって、キャッシュが破壊される可能性がある。詳細についてはマイクロソフトのサポート技術情報の「DNS キャッシュ破壊の防止策」を参照のこと。これを防ぐには、DNSサーバの詳細設定(DNSサーバ名を右クリックして[プロパティ]を選択し、[詳細設定]タブを選ぶ)で、[Pollutionに対してセキュリティでキャッシュを保護する]をチェックしておく。
  DNSスプーフィング攻撃に対する対策のためのオプション。デフォルトではオフなので、これをチェックしておく。

DNSサーバの管理ツール

 DNS管理ツールを起動すると、以下の画面のように、デフォルトではサーバ名の下に2つのゾーンが表示されている。「前方参照ゾーン(forward lookup zone)」と「逆引き参照ゾーン(reverse lookup zone)」はそれぞれDNSの「正引きゾーン」と「逆引きゾーン」に対する呼び方である。その下に表示されている「キャッシュされた参照」は、外部のDNSサーバへ問い合わせた結果をキャッシュしたものである。このDNSサーバは、外部に対してDNSゾーンの情報を提供するだけではなく、LAN上のDNSクライアントからの問い合わせに応じて、FQDN名からIPアドレスへ変換するというサービス(「フルサービスのリゾルバ機能」という)も提供している。これを実現するためには、外部のDNSサーバへ(再帰的に)問い合わせを行って、ルート階層から順番に名前を解決していく必要があるが、その問い合わせた結果をキャッシュしたものが「キャッシュされた参照」に格納されている。

DNS管理ツール
Windows 2000 Serverに用意されているDNSサービスを管理するためには、このDNS管理ツールを使用する。ローカルのサーバだけでなく、ほかのサーバもまとめて管理することができる。このツールを起動すると、サーバ名の下に2つのゾーンとDNS問い合わせのキャッシュが表示される。新しいゾーンを作成するには、「前方参照ゾーン」か「逆引き参照ゾーン」を右クリックして、「新しいゾーン」メニューを選択する。
  「前方参照ゾーン」ではドメインの正引きゾーンを定義する。
  「逆引き参照ゾーン」ではドメインの逆引きゾーンを定義する。
  デフォルトでは127.0.0.1の逆引き(localhost)などが定義されている。
  外部のDNSサーバへ問い合わせた結果などがここに表示される。これを見ると、外部問い合わせが正しく行われているかどうかなどを確認することができる。
  新しい「正引きゾーン」を定義するには、この[前方参照ゾーン]を右クリックして、ポップアップ・メニューから[新しいゾーン]を選択する。
  以上のはデフォルトでは表示されないが、この[表示]メニューから[詳細設定]を選択すると表示されるようになる。

 それではゾーンを定義してみよう。定義するのは「d-advantage.jp」の正引きゾーンである。今回定義するホスト名について、ここに再掲しておく。

FQDN名 IPアドレス
gw.d-advantage.jp 61.206.134.193
ns.d-advantage.jp 61.206.134.194
mail.d-advantage.jp 61.206.134.195
www.d-advantage.jp 61.206.134.196
yellow.d-advantage.jp 61.206.134.197
blue.d-advantage.jp 61.206.134.198
正引きゾーンで定義するホスト名
 
 

 INDEX
  [特集]インターネット「常時」接続計画
  第6回 DNSサーバの設定と確認
   1.DNSサーバの管理
     2.正引きDNSゾーンの定義(1)
     3.正引きDNSゾーンの定義(2)
     4.正引きDNSゾーンの定義(3)
     5.逆引きDNSゾーンの定義(1)
     6.逆引きDNSゾーンの定義(2)
     7.DNSサーバの動作確認
 
更新履歴
【2002/03/08】DNSサーバのセキュリティ設定について加筆・修正しました。
 
 インターネット「常時」接続計画

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