ユーザー・アカウントと同様に、ファイルのセキュリティ設定も、Home EditionではProfessionalに比べていくらか機能制限が行われ、より簡素化されている。ファイルのアクセス権は、Windows NT/2000やWindows XP Professionalでは、ファイルの「プロパティ」を使って細かく設定できるのだが、Windows XP Home Editionではそのような機能はない。Home Editionではユーザー・アカウントのグループが、制限付き(Usersグループ)と制限なし(Administratorsグループ)の2種類しかないことからも分かるように、なるべく煩わしい管理をしないでも利用できるようにしているのである。
いずれのバージョンでも、デフォルトではNTFSのアクセス権を隠蔽するようにセットされている。そのため従来のWindows NT/2000のように、エクスプローラなどでファイルやフォルダの「プロパティ」ダイアログで詳細(「セキュリティ」タブ)を見ようとしても不可能である。だがWindows XP Professionalでは、次のようにエクスプローラの[ツール]−[フォルダ オプション]−[表示]タブで「簡易ファイルの共有を使用する(推奨)」をオフにすれば、従来のように「セキュリティ」タブを表示させることができる。
Windows XP Professionalにおける詳細なセキュリティ設定オプション
Windows XPでは、「簡易ファイルの共有」という機能により、NTFSなどのアクセス権を意識しないでも利用できるように機能の簡略化が行われている(ただしドメイン参加時は従来と同様になる)。これをオフにするには以下のようにする。
Windows XP Professionalのセキュリティ・ダイアログでは、次のように「有効なアクセス許可(Effective Permissions)」設定を表示するための機能が追加された。複数のユーザーやグループを組み合わせて、複雑な許可/禁止のためのアクセス権を設定していると、実際にどのようなアクセス権が適用されるのかすぐには分からなくなることもあるが、この機能を使うと、実際に有効なアクセス権が簡単に分かるようになる。ユーザー名やグループ名を指定すると、そのユーザーやグループに適用される実際のアクセス権をチェックボックス形式で表示してくれる。NTFS下では、ファイル自体のアクセス権だけではなく、そのファイルが含まれるフォルダ自身のアクセス権なども組み合わせて実際の利用可能な権限が決まるため、複雑になりがちである。この機能を使えば、それらを簡単に調べることができる。