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基礎解説
チェック式 WSH入門 第8回

3.SubプロシージャとFunctionプロシージャの組み合わせ例

Microsoft MVP
Visual Developer - Scripting
牟田口 大介
2007/01/12
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 最後に1つ、今回のまとめとしてSubプロシージャとFunctionプロシージャを組み合わせたものを例題として出題する。与えられた数値が素数(prime number)かどうかを判定し、ブール値を返すFunctionプロシージャIsPrimeと、IsPrimeを呼び出すことで、指定した数値の範囲に含まれる素数を求め、表示するSubプロシージャShowPrimeを作成してみよう。なお、素数とは、1およびその数自身のほかに約数を持たない自然数のことである。整数aが整数bで割り切れるとき、bをaの約数という。

マーカーで隠れたところを、1つずつクリックしてチェックしてみよう。 マーカーで隠れたところを、1つずつクリックしてチェックしてみよう。
Option Explicit

'1から100までの間に含まれる素数を表示
'1000から2000までの間に含まれる素数を表示

'*********************************************************
'用途: 与えられた数値の範囲に含まれる素数を表示する
'受け取る値: intStart: 開始する数値(Integer)
'            intEnd: 終了する数値(Integer)
'戻り値: なし
'*********************************************************
    '開始と終了の値の大きさが逆だったら終了
    If intStart > intEnd Then
    End If

    Dim intCounter, intPrimeCount, strPrime
    strPrime = ""
    intPrimeCount = 0

    '開始の数値から終了の数値までループする
    For intCounter = intStart To intEnd
        ' intCounterが素数なら
            '出力文字列にその値を加える
            strPrime = strPrime & intCounter & ","
            '素数の数をインクリメント
            intPrimeCount = intPrimeCount + 1
            '整形のため、10個ごとに改行コードを入れる
            If intPrimeCount Mod 10 = 0 Then
                strPrime = strPrime & vbCrLf
            End If
        End If
    Next

    MsgBox intStart & "から" & intEnd & "までの素数:" & vbCrLf & _
           strPrime & vbCrLf & _
           "(" & intPrimeCount & "個)"

'*********************************************************
'用途: 与えられた数値が素数かどうかを判定する
'受け取る値: intNumber: 判定する数値(Integer)
'戻り値: 与えられた数値の階乗(Boolean)
'*********************************************************
    '引数が1未満なら終了
    If intNumber < 1 Then
'Falseを返す
    End If

    Dim intCounter, intFactorCount
    intFactorCount = 0

    '1から引数の数値まで繰り返す
    For intCounter = 1 To intNumber
        '引数がカウンターの数値で割り切れる場合は
        If intNumber Mod intCounter = 0 Then
            '約数の数をインクリメントする
            intFactorCount = intFactorCount + 1
        End If
    Next

    '約数の数が2つならTrue、それ以外ならFalseを返す
    If intFactorCount = 2 Then
    Else
    End If

 このスクリプトを実行すると、次のようなメッセージ・ボックスが連続して表示される。


SubプロシージャShowPrimeとFunctionプロシージャIsPrimeの実行例
指定範囲の素数をピックアップして表示するSubプロシージャShowPrimeと、与えられた数値が素数であるかどうかを判定するFunctionプロシージャIsPrimeを分離して記述している。

 このスクリプトにおいては、素数かどうかを判定するFunctionプロシージャと、素数を表示するSubプロシージャをそれぞれ分けて記述することで、それぞれのプロシージャの持つ役割を明確に分離している。スクリプトが長くなるにつれ、スクリプト・レベルに記述する量が増えると、スクリプトが読みにくくなり、保守性も下がる。そのため、処理をプロシージャごとに細かく分けて記述していくのがよい方法である。

 今回はSubプロシージャおよびFunctionプロシージャについて取り上げた。両者の違いは値を返すか返さないかであるが、本質は同じで、同じ処理を繰り返して行えるようにすることと、処理を細分化することであることをよく頭に入れておいてほしい。

 今回までで、VBScriptの基本的な構文などについては一通り説明が終わった。次回からはVBScript基本編の最後として、オブジェクトの話題について取り上げる。End of Article


 INDEX
  [基礎解説]チェック式 WSH入門
  第8回 Functionプロシージャでユーザー独自の関数を定義する
    1.Functionプロシージャとは
    2.関数の引数とDoステートメントによるループ
  3.SSubプロシージャとFunctionプロシージャの組み合わせ例
 
 基礎解説

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