[検証]

WindowsでインターネットWebサーバ
―― セキュリティに不安はないか? Windowsで構築するメリットとは? ――

第5回 ASP.NETアプリケーション、DotNetNukeをインストールする

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2009/02/05



 INDEX (全5回)
Windows Web Server 2008の概要
WindowsでもPHP
Server CoreにPHPをインストールする
Windows Web Server 2008のセキュリティ対策
ASP.NETアプリケーション、DotNetNukeをインストールする

 前回はWindows Web Server 2008(以下Web Server 2008)にPukiWikiサーバ・ソフトウェアをインストールし、インターネットに公開するという前提で、Windowsシステムのセキュリティ対策(ファイアウォールの設定など)を行う方法や、Windows Server OSにおけるセキュリティ対策の話題について取り上げた。インターネットからアクセスできるようにする場合は、途中にファイアウォールなどを設置するだろうが、Web Server 2008だけでもこのようなセキュリティ対策を行っておくことは重要である。

 今回はWeb Server 2008連載の最終回として、ASP.NETアプリケーションを利用する例を紹介する。これまで説明してきたように、Web Server 2008上もPHPのようなオープンソース系アプリケーションを利用することができる。しかしIISならではという意味では、ASP.NETアプリケーションが活用できる点もやはり重要である。マイクロソフトなどのベンダが提供する有償製品もさることながら、昨今では、オープンソースのASP.NETアプリケーションも増えてきている。そこで今回は、オープンソースとして開発、リリースされている、高機能なCMS(コンテンツ管理システム)のDotNetNuke(ドットネットヌーク。以下DNNと略記)を例に、実際に環境を構築してみよう。このDNNは、もともとは英語版であったが、日本語化するための修正プログラムも開発され、公開されている。

DNNで構築したサイト
DNNはいわゆるCMS(コンテンツ管理システム)と呼ばれるシステムであり、豊富なアドオンのモジュールを使って、簡単に高機能なWebサイトを構築することができる。これはインストール直後のDNNサイトの例。

DNNで構築された日本DotNetNukeユーザー会のページ
DNNの日本語サイト自体もDNNで作成されている。DNNの機能や導入事例などはこのサイトを参照していただきたい。


 INDEX
  [検証]WindowsでインターネットWebサーバ
第5回 ASP.NETアプリケーション、DotNetNukeをインストールする
    1.DNNのインストール前の準備
    2.IISとデータベースの準備
    3.DNNのインストール
    4.日本語リソースの追加とカスタマイズ

 「検証」


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