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エクスプローラを使ってFTPサーバにアクセスする方法デジタルアドバンテージ2000/03/04 |
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FTPは、インターネットなどのTCP/IPネットワーク上で、コンピュータ同士がファイルを送受信するための標準的なプロトコルの1つである。WebブラウザによるWebページの参照が一般化するに従い、現在では、Webの標準プロトコルであるHTTPを利用してファイルを送受信できるケースが増えてきたが、ファイル転送に特化されたFTPの手順は効率がよく、特に低速な回線を使う場合には、HTTPを利用する場合よりも素早くファイルを転送できるなど、現在でも広く利用されている(ただし企業によっては、FTPによる外部へのアクセスを禁止している場合もある)。
Windows OSの標準WebブラウザであるInternet Explorer(以下IE)は、以前よりFTPに対応していたが、Ver.4.xまでのIEでは、FTPサーバのディレクトリ/ファイル一覧の表示と、ディレクトリの移動、選択したファイルのダウンロードを行えるだけで、クライアント側からのファイルのアップロードを行うことはできなかった。Windows 9xおよびWindows NTには、コマンドラインツールとしてFTPが提供されており、こちらを利用すれば、ファイルの送信も可能だったが、ファイルアイコンやマウスによるグラフィカル インターフェイスを使用してのファイルのアップロードは行えなかった。
これに対しWindows 2000に標準で組み込まれたIE 5.0では、ローカル ハードディスクやネットワークファイルの管理用ツールであるエクスプローラがFTPに対応し、一見するとあたかもローカル ディスクやLAN上の共有ディレクトリのように、FTPサーバ上のファイルを操作できるようになった。つまり、エクスプローラでディレクトリ ツリーを表示し、ファイル アイコンをドラッグ&ドロップすることで、ファイルの転送が可能になったわけだ。なお、エクスプローラを利用してFTPサーバにアクセスする機能自体はIE 5.xのものであり、従来のWindows 9xやNT 4.0でも、IE 5.0をインストールすることにより、基本的には利用可能になる。ただしアクセスするFTPサーバを[ネットワーク コンピュータ]に追加するためのウィザードは利用できない(詳細は後述)。
FTPサーバをネットワークプレースとして登録する(Windows 2000の場合)
エクスプローラでFTPサーバにアクセスするには、まずは[マイネットワーク]でネットワークプレースの追加を行う必要がある。これには、エクスプローラを起動し、[マイネットワーク]の中にある[ネットワーク プレースの追加]をダブルクリックする。ただし、この[ネットワーク プレースの追加]アイコンは、Windows 2000でのみ利用可能であり、他のOSではアイコンは表示されない。
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| エクスプローラの[マイネットワーク]にある[ネットワークプレースの追加] | ||||||
| エクスプローラからFTPサーバを利用するには、[マイネットワーク]にある[ネットワークプレースの追加]により、FTPサーバを追加する。 | ||||||
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すると[ネットワークプレースの追加ウィザード]が起動され、次のようなダイアログが表示される。
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| [ネットワークプレースの追加ウィザード]ダイアログ | |||||||||
| このウィザードでは、FTPサーバのURLや、FTPサーバをアクセスするためのアカウント情報などをインタラクティブに指定する。 | |||||||||
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ここでは、FTPサーバのURLなどのネットワークプレースを指定する。指定できるネットワークプレースには、次の3種類がある。
| ネットワークプレースの種類 | 例 |
| FTPサーバ | ftp://ftp.microsoft.com/ |
| 共有フォルダ | \\server\share |
| Webフォルダ | http://webserver/share/ |
| ネットワークプレースの種類と指定の例 | |
このように、接続先がFTPサーバの場合にはFTPサーバのURLを、共有フォルダの場合には共有フォルダのUNC(Universal Naming Convention:Windowsネットワークにおいて、共有資源を表す命名法)を、Webフォルダ(Webサーバをあたかも共有ファイルサーバのように機能させるしくみ)の場合にはWebフォルダのURLを指定する。
LAN内部の共有フォルダを指定する場合には、右にある[参照]ボタンをクリックすれば、共有フォルダ一覧をブラウズしながら、接続先をマウスで選択することが可能である。
FTPサーバのURLを指定したら、[次へ]ボタンをクリックする(今回は例として、Microsoft社のFTPサイトのURLを指定した)。
目的のデバイスが表示されたら、その行をマウスでクリックして詳細情報を表示する。
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| ユーザーアカウント情報の指定 | ||||||
| 接続先がインターネットでは一般的なanonymous FTPなら、[匿名でログオン]をチェックする。匿名でのアクセスが許可されていないFTPサーバでは、このチェックボックスをオフにし、ユーザー名を指定する。 | ||||||
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インターネット上にあるFTPサーバの多くは、不特定多数のユーザーがこれにアクセスし、ファイルをダウンロードできるようにしたanonymous FTPサーバである。anonymous FTPサーバでは、ユーザーアカウント情報が不要なので、[匿名でログオン]をチェックすればよい(デフォルトでこのチェックボックスはオンになっている)。
接続先が企業の社内FTPサーバや、一部の会員のみアクセス可能なインターネット上のFTPサーバなら、ユーザー アカウント情報を指定する必要がある。上のダイアログで[匿名でログオン]チェックボックスをオフにすると、次のように[ユーザー名]を指定できるようになる。
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| [匿名でログオン]チェックボックスをオフにし、ユーザー名を指定する | ||||||
| [匿名でログオン]チェックボックスをオフにすると、それまではグレー表示だった[ユーザー名]エディットコントロールが有効になり、入力可能な状態になる。 | ||||||
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[ユーザー名]には、FTPサーバにアクセスするためのユーザー名を指定する。パスワードについては、この後、最初にFTPサーバにアクセスしたときに問い合わせられる。
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| ネットワークプレース名の指定 | |||
| ウィザードの最後では、このネットワークプレースの名前を指定する。 | |||
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ウィザードの最後では、今回指定したネットワークプレースの名前を指定する。ここでは、任意の名前を指定することが可能である(今回は「Microsoft FTP Site」を指定した)。以下に示すように、ここで指定した名前が、エクスプローラの[ネットワークコンピュータ]の下に追加されたアイコン(接続先)の名前となる。デフォルトでは、ここは[ネットワークプレース]で指定した場所が指定された状態になっている。
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| 追加されたネットワークプレース | |||
| ウィザードでの設定を完了すると、このようにエクスプローラの[ネットワークコンピュータ]に、今追加したネットワーク プレースが表示される。 | |||
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FTPサーバをネットワーク プレースとして登録する(Windows 9xやNT 4.0の場合)
前述のとおり、Windows 9xやNT 4.0などの従来のWindows OSでは、IE 5.xをインストールしても[ネットワーク コンピュータ]に[ネットワーク プレースの追加]アイコンは表示されないし、このウィザードを使うこともできない。しかしこの場合でも、ウィザードが使えないことを除けば、Windows 2000と同じようにエクスプローラを使ってFTPサーバにアクセスできる。
■Windows 9x+IE 5.xの場合
具体的にエクスプローラでFTPサーバにアクセスするには、サーバのURLをIEまたはエクスプローラのアドレスバーで直接入力すればよい。頻繁にアクセスするFTPサーバなど、ショートカットをどこかに登録しておきたければ、こうしていったんFTPサーバにアクセスし、アドレス バーのアイコンをデスクトップやスタート メニュー、適当なフォルダなどにドロップする。またWindows 2000のように[ネットワーク コンピュータ]内にショートカット アイコンを追加したければ、%windir%NetHoodという名前の隠しフォルダにショートカットを作成する。
■Windows NT 4.0+IE 5.xの場合
Windows NT 4.0+IE 5.xの場合も、Windows 9xの場合とほぼ同様だが、NT 4.0ではエクスプローラにアドレスバーが存在しないので、必ずIEを起動して、IEのアドレスバーにてFTPアドレスなどを指定する必要がある。またNT 4.0では、ユーザーごとにプロファイル設定が保存されているので、[ネットワーク コンピュータ]にショートカット アイコンを追加したければ、%windir%\Profiles\%username%\NetHood(%username%は自分のユーザー名)にショートカットを作成する。
登録したFTPサーバにアクセスする
登録した接続先が誰でもアクセスできるanonymous FTPサーバなら、ほぼ共有フォルダと同じようにこれを操作することが可能である。たとえばFTPサーバのフォルダをダブルクリックすれば、FTPサーバ側に含まれているファイルやフォルダが一覧表示される。FTPサーバからファイルをダウンロードしたければ、ここからファイルアイコンをマウスでドラッグし、適当なローカルフォルダアイコン上でドロップすればよい。これとは逆に、ローカルディスクからFTPサーバ側にファイルをアップロードする場合も同様にドラッグ&ドロップを行えばよい。
このanonymous FTPサーバとは異なり、ユーザー認証が必要なFTPサーバを登録したときには、最初にアクセスしたとき(エクスプローラで追加したアイコンをダブルクリックしたとき)に次のようなダイアログが表示され、パスワードの入力が求められる。
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| ユーザーアカウント情報の入力 | ||||||||||||
| anonymous FTPでないFTPサーバ([匿名でログオン]を指定しなかったFTPサーバ)では、アクセスしたときにこのダイアログが表示され、ユーザー情報を入力するように要求される。 | ||||||||||||
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ここでは、FTPサーバへのアクセス権限を持ったユーザーの名前とパスワードを指定する。右下の[パスワードを保存する]チェックボックスをオンにすれば、次回からはこのユーザーアカウント情報が問い合わせられず、保存された情報によって自動的にFTPサーバにログインするようになる。いちいち指定しなくてすむようになるので、パスワードを保存しておくと便利だが、セキュリティホールになる可能性があるので注意が必要だ。
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| FTPサーバへのアクセス | |||
| 以後は、通常の共有フォルダと同等にFTPサーバのファイルやフォルダを扱うことが可能である。もちろん、マウスによるドラッグ&ドロップもできる。 | |||
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FTPサーバへのアクセスがうまくいかないときは……
エクスプローラのFTP対応機能は、一言でいえば、従来はコマンドラインからしか使えなかったFTPの機能を、エクスプローラのGUIから操作できるようにしたものである(FTPコマンドにエクスプローラのGUIを被せたもの)。詳細は別記事で報告する予定なのでここでは詳しく述べないが、まだインプリメントは完全ではないらしく、編集部でテストしたところでは、いくつかの不都合が見つかった。ただし、いずれも運用で回避できるものである。
その1つとして、認証が必要なFTPサーバにアクセスしたときに、ファイル一覧が正しく表示されず、ウィンドウが真っ白(空っぽ)になってしまうという問題があった。この問題を回避してFTPサーバのファイルにアクセスするには、空っぽで表示されたエクスプローラのウィンドウ領域でマウスを右クリックし、ポップアップメニューの[ログイン方法]を実行する。
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| FTPサーバの内容が表示されないときには…… | |||
| 認証つきのFTPサーバにアクセスしたとき、ファイル/フォルダ一覧が表示されないときには、認証を再度強制的に実行する。 | |||
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すると、上で示した[ログイン方法]と同等のダイアログが表示されるので、ここでユーザー名とパスワードを指定して再度強制的にログインを行う。こうすると、FTPサーバのファイル/フォルダが表示されるようになる。![]()
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