Windows XPの時刻同期機能は基本的にはWindows 2000と同じであるが、GUIベースの設定ができるなど、いくらか機能が拡張されている。よって、net timeやnet time /setsntpコマンドを使って他のWindowsマシンと時刻を同期させることができるが、これらの方法についてはWindows 2000編を参照していただきたい。
ところでWindows XPでは、Windows 2000と違って、いったんSNTPのクライアントとしての設定が完了すると、同時にSNTPサーバとしても動作するようになっている(Windows XP Professionalだけでなく、Windows XP Home Editionでもよい)。つまり、あるWindows XPマシンで外部のSNTPサーバと同期をさせると、そのマシンはSNTPサーバとしても機能するので、LAN内の他のSNTPクライアントをサポートすることができるのである。これに対してWindows 2000では、どのWindows 2000マシンでもSNTPクライアントとして外部のSNTPサーバと同期することは可能であるが、SNTPサーバとして動作するのはドメイン・コントローラだけである。もしワークグループ形態のネットワークで利用するのならば、それらのWindows 2000マシンはすべて外部のSNTPサーバと同期するように設定しなければならない(ただしこの設定はレジストリで変更することができる。詳細についてはサポート技術情報の「W32Time
サービスのレジストリ エントリ(223184)」を参照のこと)。Windows XPならば、1台だけが外部のSNTPサーバを参照して、他のマシンはすべてその1台をSNTPサーバとすることができる。
Windows XPでは、タスクトレイにある「日付と時刻のプロパティ」において、新たに「インターネット時刻」というタブが追加されている(ただしドメインに参加している場合はこのタブは表示されず、自動的にドメイン・コントローラの持つ時刻情報に同期するようになっている)。ここに同期させたいSNTPサーバ名(もしくはIPアドレス)を入力すればよいので、いちいちコマンド・プロンプトで操作するよりも簡単である。デフォルトでは「time.windows.com」というNTPサーバを参照するようになっている。これはMicrosoftが運営しているNTPサーバのようだが、ネットワークが込んでいるからかどうか分からないが、このサーバとの同期はよく失敗する。他に利用できるNTPサーバがあるならば、変更したほうがよいだろう。なるべくネットワーク的に近いサーバを指定したほうが時刻の精度が高くなる。
Windows XPにおけるSNTPサーバ設定
Windows XPでは、「日付と時刻のプロパティ」に、自動的に外部のSNTPサーバと同期させるための機能が用意されている。ここで設定したNTPサーバの指定は、net time /setsntpで設定されている値よりも優先される。/TD>
Windows XPでは、SNTPサーバに同期させるための設定がここで行える。ただしドメインに参加している場合は自動的に同期が行われるので、このタブは表示されない。
レジストリに不正な値を書き込んでしまうと、システムに重大な障害を及ぼし、最悪の場合、システムの再インストールを余儀なくされることもあります。レジストリ エディタの操作は慎重に行うとともに、あくまで御自分のリスクで操作を行ってください。何らかの障害が発生した場合でも、本Windows Server Insider編集部では責任を負いかねます。ご了承ください。