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Windows Vista SP1の自動更新をブロックする

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2008/03/21
対象OS
Windows Vista
Windows Vista SP1は2007年3月に正式公開され、すでにダウンロード・サイトなどから入手できるし、自動更新での配布も開始されている。
Vista SP1の適用を延期したい場合は、Service Packのブロック・ツールを利用してレジストリを設定する。
このツールを利用しても、2009年3月には自動的にVista SP1が適用される。

解説

 2008年3月19日、Windows Vista向けの最初のService Packである、Windows Vista Service Pack 1(以下Vista SP1、または単に「SP1」と表記)の日本語版がリリースされた。

 Vista SP1は、現在ダウンロード・センターのほか、Windows Updateでもすでに列挙されている。

自動更新によるWindows Vista SP1の配布
これはWindows VistaのWindows Update(自動更新)によって列挙されたVista SP1のインストール・パッケージ。「重要な更新」カテゴリに属している。
これを選択すると、Vista SP1がインストールされる。

 実際には使用許諾書に同意しない限りVista SP1が自動でインストールされることはないが、管理者以外のユーザーが同意してインストールを進めてしまう危険性は0%ではない。そこで、Vista SP1の配布をさせないために(管理者がVista SP1の導入のタイミングを自分自身で決めることができるように)、Vista SP1の導入をブロックするツールが用意されている。

 このツールを使用すると、自動更新やWindows Updateで列挙されるのを防ぐことができる。ただし、このツールでブロックできるのはVista SP1のリリース後1年間である(正確な日付は不明であるが、Vista SP1のリリース後1年とされているので、2009年3月中旬までであると推測される)。

 なおこのツールは、Vista SP1だけでなく、Windows XP SP3(今後提供予定)、Windows Server 2003 SP2でも有効である(いずれも同じレジストリ値を使っている。TIPS「Windows Server 2003 SP2の自動更新をブロックする」参照)。

操作方法

Vista SP1の配布をブロックするためのレジストリ設定

 上記のダウンロード・ページからブロッカー・ツールのファイル(SPBlockerTools.EXE)をダウンロードして実行すると、指定した解凍先に3つのファイル(コマンド2つとテンプレートが1つ)が作成される。

 いずれのファイルを使っても同じであるが、このツールが実行する処理は、Vista SP1の配布を抑止するために、次のレジストリの値を設定することである。

項目 内容
キー HKEY_LOCAL_MACHINEの\Software\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate
値の名前 DoNotAllowSP
REG_DWORD
1 → Vista SP1の自動更新による適用をブロックする
0 → ブロックしない(0にするか、この値そのものを削除する)
Windows Update/自動更新によるVista SP1の列挙をブロックするレジストリ設定

 このレジストリの値を1に設定すると、Windows Updateや自動更新でVista SP1が列挙されなくなる。ただし、ダウンロード・センターなどから取得したVista SP1を手動で適用することは禁止できない。

SPBlockingTool.EXEによる制御

 SPBlockingTool.EXEは、上記のレジストリを操作するためのプログラムである。引数なしで実行するか、引数「/B」を付けるとVista SP1の適用がブロックされ(レジストリが定義される)、「/U」を付けるとVista SP1の適用阻止機能が解除される(レジストリの値が削除される)。

C:\SPblocker>SPBlockingTool.exe /b
Action successfully completed.

SPreg.cmdによる制御

 SPreg.cmdもレジストリを操作するためのツールであるが、こちらはreg.exeコマンドを呼び出すバッチ・プログラムになっている。また、引数としてほかのサーバ名を指定することもできるので、リモートからレジストリを制御することができる。

 なお、コマンドのヘルプによれば、第1引数のリモート・コンピュータ指定はオプションのはずであるが、実際には必須の引数となっている。引数には、操作対象のコンピュータ(IPアドレスかコンピュータ名)と、「/B」か「/U」(引数の意味は先ほどと同じ)を指定する。

C:\SPblocker>spreg server01 /b

操作は正しく終了しました

NoSPupdate.admによる制御

 NoSPupdate.admは、グループ・ポリシーのテンプレートであり、先ほどのレジストリ値を設定するために利用される。グループ・ポリシー・エディタでテンプレートとして読み込むことにより、Active Directoryを使ってドメイン内のWindows Vistaコンピュータに対するVista SP1の列挙を制御できる。End of Article

「Windows TIPS」

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